糞食らえ! | あぶくさぶく

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トルコ語あれこれ

糞食らえ!

日テレの<月曜から夜ふかし>という番組で 知ったんですが、沖縄では 人がクシャミをすると <くすけー>と 声をかけるんだそうですね. もっとも、若い人は あまり言わなくなっているようですけど. 人がクシャミをすると 悪霊に とりつかれるとかいう迷信があって、それを 振り払うために <くすけー>と 言うんだそうです. ただ、<くすけー>は <糞食らえ>の 意味だそうで、少々 品にかけるきらいはありますが・・・.

英語圏でも クシャミをした人に対して "God bless you!" などと 声をかけますよね. 英語圏に限らず、欧米の文化圏では 言葉こそ違え、なんらかの言葉をかけるのが 普通のように 思います.

ご承知の通り、トルコでも "Çok yaşa!" などと 声をかけます. 聞いたところによると、クシャミをすると 体から生気が失われるという迷信があるそうで、それを防ぐために <長生きしてね>などという意味の言葉をかけるのだそうです. これに対するお返しは "Sen de gör!" あるいは "Hep beraber!" など. いずれも あなたも一緒にね・・・という意味.

沖縄の習慣は 今回知ったんですが、欧米とトルコの習慣については 以前から、なんで <咳>に対しては そういう習慣がないのに、<クシャミ>にだけ そういう習慣があるのか 不思議でした. 実際のところ、クシャミより 咳の方が 深刻な病気を抱えていることが 多いのに・・・.

沖縄も同じ・・・となると ますます 謎が 深まります. ひょっとして、ルーツは 同じなんでしょうか? 日本本土に、私が知る限り、そういう習慣がないのも 不思議です. 沖縄にある・・・ということは 昔の日本には あったんでしょうかね.


クスケーの由来話



モスク(ジャーミ)に 改装された ギリシャ正教会内部 (アイヴァルク)
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