唐招提寺(とうしょうだいじ)を訪れる | 札幌 円山の家から

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最近、井上靖 著の「天平の甍」(てんぴょうのいらか)を読み直して、
奈良の唐招提寺(とうしょうだいじ)に行ってみました。

唐招提寺は今から1300年前に建立され現存する、
日本で最も古く貴重な木造建築のひとつです。






南大門をくぐると、美しく壮麗な金堂が真正面に眺められます。
この金堂は2000~2009年の10年に渡る大修理(平成大修理)が為され、
その間は拝観することができませんでした。





金堂正面の8本のエンタシス列柱と1間あまりの吹きさらし空間。高さは4~5メートル。
素晴らしい魅力を醸し出している参拝空間です。


エンタシス柱はヒノキで、直径はおおよそ2尺(60センチ超)。
創建当時の木材に、過去に行われた江戸時代、明治時代の大修理で補修されたであろう、
継木や埋木の跡がそこかしこに見られます。

時間を経てきた建築や素材、それに関わった工人への敬意。
こういう価値のある対処に感じ入ってしまいます。








そして「天平の甍」を示す、棟瓦積みと鴟尾(しび)。
でも実は、創建当時からこの西側の棟先に在り続けた鴟尾は、
長年の光風雨で劣化が進んでいたようで、
平成大修理の際、保存するためとして宝蔵に移されてしまいました。
画像に写っているのは、新しく焼かれた鴟尾です。


遥か昔、上に頂かれるものとその礎(いしずえ)になった多くのもの。
建築にしても時代にして、そうして同じように形づくられている。
天平の甍を読み、唐招提寺を観ながら、そんな思いを馳せる訪問となりました。




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