「神棚一新物語」episode.5になります。
神棚にお祀りする神様の5柱目です。
この5柱目に紹介するお稲荷さんを決めた理由は
「奇跡を起こせる程のお稲荷さんをお祀りしたい」
という思いからでした。
人生には自分の力ではどうしようもないという程の理不尽に遭遇することや、窮地に立たされることがあります。
それは厄や災いに限ったことではありません。
思いがけない人生の壁や、他人からの悪意による落とし穴もあります。
大病を患うということもあり得ます。
そういった人生の中で起きる最悪のケースにも備えておきたいという思いがありました。
以前の神棚では山岳系神様の神札を複数お祀りしていました。
神格も非常に高く力の強い神様なので、いざという時に頼りになる存在でもありました。
この山岳系神様に並ぶほどのお力をもっているのが伏見のお稲荷さんです。
稲荷神界で最も強い神様になります。
しかし、伏見稲荷大社の神札は既に神棚の真ん中に祀られています。
事故や厄災から家を守っている伏見のお稲荷さんではカバーが出来ない時に備え
「人生の苦難から抜け出せるように」
「ドン底から飛躍できるように」
そんなお願いが出来るお稲荷さんが必要でした。
それが今回の5柱目のお稲荷さんです。
神格はお稲荷さんの中では多分、西日本最強かも?
下手したら伏見のお稲荷さんに次ぐのでは?というほどです。
そのお稲荷さんは私の出身地、広島県にいました。
向かった先は広島県三原市・・・
久井稲生神社です^^
※ここの神社は稲荷ではなく稲生なので「お稲生さん」と書きます。
久井のお稲生さんは伏見のお稲荷さんと同様に狐の姿ではありません。
光のお姿なのです。
正統派タイプのお稲荷さんが気の遠くなるような修行と年月を重ねて、やっとなれる神格です。
絶対に神棚を通して縁が欲しいと思っていました^^
神札をついにお祀りできると思い、ウキウキで参拝に伺おうとしていたところ
バスから降りてすぐ、ウキウキ気分を冷ますような尋常じゃない寒さにびっくりしました。
「さっぶっっっ!❄️Σ( ̄⬜︎ ̄|||)」
あまりに寒いのでお天気アプリで確認したところ
なんと外気温が-4℃でした💧
そりゃ寒いわ:(;゙゚'ω゚'):
これだけ寒いのでまずトイレに行きたくなります。
なのでご挨拶の前に境内にあるトイレに行きました。
用を足した後、手を洗おうと蛇口をひねると・・・
・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・ん?あれ?
・・・・・・・蛇口が動かない💧
う〜〜〜〜〜〜〜ん💦・・・ウソやん💦
びくともせん!💦
※こう見えて私、結構パワーあります。
ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ!
んぎぃぃぃぃぃぃいいいいいい💢!
うおおおおおおおおおおおお!爆
・・・・・・・・。
( ・-・ )
諦めました。
「お稲生さん、すいません💧
このまま手水舎で手を洗わせてください💧」
と言うと、周りの気が柔らかくなったのを感じました。
・・・多分笑われてたと思います。
気を取り直して、久井のお稲生さんにご挨拶です。
神棚にお祀りしたかった気持ちを、伝えきれないほど伝えました^^
クルマが無ければ来るのがなかなか難しい場所にある神社なのです。
キヌさんの100日参りにとても感動したということも話ました。
※桜井識子さんの「神仏のなみだ」で綴られています。
大きな神社ではないのですが、圧倒される程の凄い力のお稲生さんと沢山の眷属がいます^^
拝殿の裏は通ることができるのですが、ここから本殿のほうを見ると
狛狐像が見えます。
全て眷属が宿っているので
ご挨拶すると喜ばれます^^
少し来るのが早かったのか、社務所に誰もいません。
暫く境内をうろうろして時間を潰すことにしました。
ご覧のとおり久井稲生神社は高台にあります。
拝殿から後ろを振り向いた時、なんだか懐かしい感じがしました。
もしかしたら過去世で似たような景色の神社に通っていたのかもしれません。
写真から似たような思いを感じる人がいたら嬉しいです^^
写真を撮りながら、神様や眷属と話をしました。
「お稲生さんは最終形である光の姿になってて凄いです!!」とか
「でも個人的にはモフモフの見た目のほうが好きなんです」とか
「自分はキヌさんみたいに片道数時間かけて100日参りできる自信ないです〜」とか
「既にお祀りしてる神札はどこそこの稲荷神社で、どこのお稲荷さんも面白くて素敵なんですよ〜」とか
そんな話を続けていたのですが・・・・・
約1時間、全然人が来ません。
ずっと自分1人だけです。
こんな凄いお稲荷さんと、たくさんの眷属のいる空間を独り占め状態です。
嬉しい反面、あまり知られていないのはマジで勿体ないなとも思いました。
神社にやってきてから更に時間が経ちました。
待てど待てど誰も来ない。
というか、神社の方が来ません・・・・・。
おいおい💧これってもしかして?
今日は社務所には誰もいないパターンなのか?
((((;゚Д゚))))
寒さだけでなく、不安で震えてきました。
関西からやってきて1番大事な神札をいただけないとか
流石にヤバい・・・
「お稲生さん!神社の人が来ません💦
このままじゃ神札を持って帰れません〜💦
帰りのバスの時間もあるので、もうあまり時間が無いんです〜💦
神棚用の神札は絶対欲しいので
なんとかしてください〜(T ^ T)」
と、お願いしたところ・・・
数分経たないうちに1人の女性がゆっくりと現れました。
見るからに一般人の服装だったので地元の人かな?
と思っていると
社務所に向かって歩いていきます。
「え?まさか?!」
と、駆け寄って話しかけました。
私「あの!神社の方ですか?!」
女性「はいはい、そうですよ〜。ちょっと来るのが遅くなってすいませんね〜^^」
私「神札ってありますか?!」
女性「ありますよ〜。ちょっと待っててくださいね〜^^」
あっぶねぇぇぇえええええ!笑
助かった〜〜〜!!
神札がもらえないという結末が頭をよぎりましたが、なんとか助かりました笑
実はこの時、お願いしてから
「あと10分くらい待って誰も来なかったら諦めよう」
と思っていたからです。
お稲生さん!
お力の片鱗見させていただきました!
ありがとうございましたぁ!
神札、落とさないように大切に持ち帰ります!
こうして強力な神様と神棚を通して新しい縁ができました。
久井のお稲生さん、頼りにしてます!^^
神棚の神様、6柱目に続きます。
【おまけ:お供え物】
久井のお稲荷さんをお迎えした頃、お供え物に鶏肉を上げてみようと思った時がありました。
神棚には豚、牛、猪、鹿など4足動物の肉はお供えできませんが
鶏肉は上げられるのです。
しかし、いつも私が上げるお供え物は
お酒、米、塩、野菜、果物、魚介類
といったもので鶏肉もそれまで上げたことが無かったのです。
お稲荷さんは鶏肉が好物だという話を受けて
試しにお供えしてみることにしました。
稲荷寿司と一緒に
鶏肉、大根、ほうれん草を出汁で煮込んだ物をお供えして
「お稲荷さん、鶏肉が好きだと伺ったのでお供えしました。稲荷寿司と一緒に召し上がってください」
と伝えました。
一旦、片付けのためキッチンに向かいます。
そして一通り片付けてまた部屋に戻ってくると・・・
∑(゚Д゚;)
神棚が!
かつてない程に明るく輝いて見えるのです!
さっきとの差が一目瞭然でした。
「お稲荷さん!反応分かりやす過ぎですって!
アッハハハハハハハハハッッ!!」
この時は手を叩きながら
口に出して笑ってしまいました^^
「美味い!美味いぞ!
やはり稲荷寿司と鶏肉は最高だな!」
と言っているのが面白いくらい伝わりました。
あまりに面白かったのでその後も何回か、
焼き鳥とかもお供えしてます^^