今年の9月5日から7日まで、イタリア・ヴァッレダオスタ州のクールマイユールに滞在したのち、9月7日から10日にかけて3泊4日で南スイスのリゾート地、ヴェルビエを訪れました。前回は宿泊したザ・ロッジ・ヴェルビエをご紹介しましたので今回はヴェルビエの町の様子をお伝えしましょう。町を移動する際には宿でご用意くださった Verbier Infinite Playground Pass、略してVIP Pass が大いに役に立ちました。
イタリアのクールマイユールをタクシーで出発し、モンブラン・トンネルを抜けてフランスのシャモニー・モンブランへ。さらに山を越えてスイスに入り谷を抜けるとおよそ1時間でヴェルビエ Verbier に到着します。写真のほぼ中央の家々がヴェルビエの町、谷ですけれど標高1,500メートルもあるので9月初旬でも既に秋の風情が漂います。下の地図をご覧ください。真ん中やや左下の標高2174mと表示された クロワ・ドゥ・クール Croix de Coeur から眼下に見える町を撮影したのがこの写真です。今回の旅行の概要と宿泊については次の記事をご覧ください。
初秋のモンブラン逍遙；クールマイユール・シャモニーとヴェルビエへ
地図でセントバーナードのイラストのすぐ下にあるモン・フォール Mt. Fortはヴェルビエの最高峰で3330メートル、富士山とほぼ同じ高さまでリフトを乗り継ぐと山頂に到着します。ちょうど”Verbier” の文字の上のゴンドラ乗り場がモン・フォールヘ向かう際のスタート地点、メドゥラン Médran という場所で、滞在したザ・ロッジ・ヴェルビエから歩いてすぐの場所です。
深皿の底のようなヴェルビエの町の南東の縁に位置するザ・ロッジ・ヴェルビエ The Lodge Verbier を出発して、急な坂道を下っていくと途中で町並みが見えました。もう少しで大きな5つ星ホテル、マリオット系列のダブリュ・ヴェルビエ W Verbierがあります。
町はずれのゴンドラ・ターミナルがあるこの近辺をメドゥラン Médran といいます。左手にゴンドラの中継地がみえてきました。
ヴェルビエより数百メートル低い土地にあるル・シャーブル Le Châble の町を繋ぐゴンドラが頭上を行き来しています。当初はヴェルビエ音楽祭が開催される7月に来る予定が、9月初旬に変更となり町はすっかりシーズンオフの静けさでしたが、それでもこの日はヴェルビエバイクフェスト Bike Fest 2018, Verbier ～Harley Davidson & motorbike festival ～ が催されるとかで、少しばかりざわついた空気が漂っていました。
ヴェルビエのタウンマップをご覧ください。⑦のTeleverbier、ゴンドラのターミナルがあるのがメドゥランで、バスストップもあります。ここから⑬のエルミタージュ駐車場付近までお散歩いたしましょう。
町の周りにはスキーに最適な美しい斜面が広がっています。家々はどこも小ぢんまりとしていて、コンドミニアムなどは一切ありません。
こんな感じです。遠くに瘤のような岩場が見えますね。
これほどいいお天気なのに、レストランのテラスには誰もいません。と思いきや･･･
突如、キレイに保存されたクラシックカーが目の前に現れました。びっくりです。
エルミタージュ駐車場はこの日から始まるバイクフェスティバルの準備中でした。さすがに町中のイベント会場だけあって、お花がキレイにあしらわれていました。
かっこいいバイクがだんだん増えていきます。
これはBMW。ヤマハ もありましたよ。
そして観光案内所があるあたりは町の中心地で、ここでも花々が美しくアレンジされていました。
すぐ向こうにスキー場が見えますね。
バイクのお祭りがあるので次々と珍しいクルマや可笑しいクルマも集まってきます。
ピアニストのリュカ・ドゥバルグがこの夏にソロ・リサイタルで喝采を浴びた教会 Église の白い塔がみえます。余裕があればヴェルビエ音楽祭のメイン会場だったサル・ド・コンバン Salle des Combins へ行くつもりでしたがやめにして、VIPパスを利用してバスでメドゥランへ戻り、1区間だけロープウェイに乗りました。
標高2200メートルのレ・リュイネ Les Ruinettes に到着。1区間、700メートル上っただけで、町があんなに下方に小さく見えます。最高峰のモン・フォール山頂へ行くにはここからもう数区画乗っていかなくてはなりません。
リフトの下では牛たちがのどかに草を食んだり、寝そべったり。
ヴェルビエ到着早々にこの通りの風景に出会い、すっかり旅の気分が盛り上がったいばりこぶたでこざいます。
さらに気分が盛り上がるモン・フォールへの道のりはこのあとお伝えいたします。