UCSFは、主に医学分野を専門にした大学院大学で全米でもトップレベルの大学らしいです。

あのノーベル賞受賞された山中教授もこちらの研究所に在籍していたことがあるという。

 

Yukiの提案でこの大学の附属病院に行ってきました。

 

案内図

なぜに大学病院へ?

と思われるでしょう。

 

 

1月、YukiとJohn夫妻に初めて会い、話したのはたったの30分

なので、SF行きを決めてからのメールのやり取りを通して

徐々にお互いのことを知ることになりました。

Yukiが渡米して間もなく病を患ったという事実も。

彼女はこの病院に入院し治療を受けていました。

 

アメリカの先進医療や看護について、健康保険制度についてなどなど

メールのやり取りを重ねる中で興味が深まっていったことを

Yukiが察してくれた結果、この場所に行きついたということです。

彼女はここの職員ではないので、もちろん病院案内は出来ませんが、

患者、家族、医療スタッフが集うカフェテリアでお茶しましょうと言ってくれました。

 

実は今回の旅行には同伴者がひとり。

私の友人であり、彼女は看護教育の仕事をしています。

彼女もまた、アメリカで患者体験をしたYukiからの話を楽しみにしていました。

 

この旅行が単なる観光地巡りにしたくなくなったのは

メールのやりとりをするうちに、だと思います。

 

 

 

皆さんは、なんとなくはご存知と思いますが、

アメリカの健康保険について。

Yukiに教えてもらったこと。

 

この国は日本人が知る以上に沢山の欠点を抱えていて、その一つが貧弱な社会福祉制度です。健康保険は国民皆保険ではありません。国民の健康を民間の保険会社が面倒をみています。これにより保険料の支払額が半端ではなく、それを払えない人は健康保険を持てません。更に大変なのは、これもまた半端でない高額の医療費です。健康保険のない人はそもそもお金が無いからで、彼らがもし保険なしで病院に罹ることが出来たとしても今度は治療費が払えない。病院もそれを分かっていますから、保険を持たない患者は、緊急の場合以外、未保険者を受け入れる病院以外で治療を受けることはできません。お金の余裕がある者、良い会社で働いている者(従業員の保険料金をカバー出来る規模の会社です。)は世界の最先端治療を受けられる、しかしそれ以外は医者に罹ることすらままならない。これが米国の現実です。

 

前置きが長くなりましたので続きはまた。