【はっとの勝手に名画鑑賞会】
第19回「アマデウス」(1984)

今回は1984年公開の
「アマデウス」


公開当時、アマデウスって聞きなれない
名前に、なんか悪魔か何か
かと思ったらモーツァルトのことでした(笑)

その後ファルコが「ロック・ミー・アマデウス」
を大ヒットさせ、アマデウスの名は
さらに世界的に有名になりましたけどね。
ちなみにファルコは「秘密警察」の
ほうが好きだったりします。

僕は正直ミュージシャンとは
名ばかりで、音楽的素養に乏しく
ましてやクラッシックには
ほぼ興味がないため、
この映画もアカデミー賞を獲った
話題作でしたが、あまり興味が湧かず
今ままで完全放置状態でした。

このシリーズを始めなければ
一生観なかったかもしれませんが、
観てみたらかなり面白かったし
いろいろ考えさせられました。

実際、どこまで事実に基づいて
いるのかは分かりませんが
モーツァルトのなかなかの不遇ぶりに
ちょっとビックリしました。

この天才にして
こんな状態だったとは
やはり「天才=幸福な生活」
という図式はなかなか
成り立たないんでしょうねぇ。

僕の周りにも
恵まれない天才って
多いもんなぁ。。。

文化という佇まいについては
この映画に出てくる
モーツァルトの謂わば敵役
的なサリエリが語るセリフが
すべてを物語っている
ような気がしてなりません。

それは当時だけでなく
今も全く同じなんだと思います。

分かる人には分かるけど
分からない人には分からない
でも時の流れは
実は良質なものを裏切らなかったり
するんですよね。

ちょっと長いけど、ミュージシャンは特に
この映画は観たほうが良いかなと思います。

余談ですがアマデウスが
音楽仲間の
「ソーセージ」の晴志くんに似ていて
彼はきっとモーツァルトの
生まれ変わりかも
しれないと思いました(笑)

★★おススメ