周りの子との差を目の当たりにして

 

わたしは、できることなら息子の3歳半健診に行きたくなかった。

 

息子の言動が『同年齢の子と違う』と、うすうす気づいていたから不安

 

 

行けばどうせ、みんなとの差を感じて悲しくなって帰ることになるだろうし、

 

わざわざそんな地獄のような場所に行くなんて、想像しただけで憂鬱だった悲しい

 

 

 

外出が苦手な息子をどうにかこうにか連れ出し、早めに会場に到着できたんだけど、すでにたくさんの親子が並んで待っていた💦

 

番号の書かれた紙をもらい、息子の番を待つ。

ここからが苦痛でしかなかった驚き

 

 

泣いてる子。

落ち着きなく走り回っている子。

おとなしく絵本を見て座っている子。

おもちゃを見つけて遊び始める子。

 

 

いろんな子がいたけど、嫌でも息子と比べて見てしまう汗

 

息子はというと、雰囲気や人の多さに圧倒されたのか、パニック状態だったえーん

 

やっと座ることができて、そこにあったいろんな絵本を読んでみせても、どれも興味を示してくれない。

 

終始落ち着かない感じで、じっと座っていることも難しくて、会場から逃げ出そうとするから追いかけたネガティブ

 

 

泣くし、わめくし、暴れるし…

 

 

息子ほど騒いで動き回っている子はほかにいないし、みんなびっくりした目で息子を見てるポーンハッ

 

もう、それが恥ずかしくて、かっこ悪くて……周りの親子の視線が突き刺さった。

 

わたしも泣きたいし、そこから逃げ出したいほどだったチーン

 

 

『なんで、うちの子だけ?』

 

 

なんで息子はこんなに落ち着かないんだろう…

 

ほかの子との差を目の当たりにして、本当にショックだった。

 

来なければよかった…こんなみじめな思いをするのならえーん

 

 

 

3歳半健診で「様子見」と言われる

 

順番が回ってきたころには、もうぐったりな息子とわたし💦

 

待ち時間のうちに、わたしのメンタルはすでに崩壊しかけていた無気力

 

もうさっさと終わらせて帰りたい汗

 

 

市で行われる1ヶ月・4ヶ月・1歳7ヶ月の乳幼児健診では、発育は順調で『問題なし』だった息子。

 

だけど、3歳半健診では、『単語と少しの2語文だけで、会話が成り立たないことがある』と伝えると、保健師さんに『様子を見ましょう』と言われた。

 

続けて、「この時期に言葉をためていて、4歳になって急にペラペラとしゃべりだす子も実際にいるから、そんなに心配しなくても大丈夫ですよ~」と。

 

そして、「気になるなら、市の発育相談を受けることもできますよ」と、案内が書かれた紙を手渡されて息子の健診はあっという間に終了したのだった凝視

 

 

 

冷たい対応に悲しくなった

 

なんなんだろう…この冷たく感じる対応は。

 

健診の順番を待っているたくさんの親子を、次々とさばいていかないといけない忙しい状況は理解できるし、

 

職員さんや保健師さんが悪いと言いたいわけんじゃないけど…

 

こちらの不安な気持ちには寄り添ってもらえず、その場しのぎの声かけをされたように感じて悲しみが込み上げてくるえーん

 

事務的に流れ作業のように「はい、次の方~」と、息子の番が強制終了された気がした悲しい

 

 

ここは相談する場ではないのはわかってる。

 

わかってはいるけど、なんだか適当にあしらわれて、息子とわたしはそこにポツンと置いて行かれたような気持ちになった真顔

 

 

『実際に急にしゃべりだす子もいるから、心配しなくても大丈夫』と励まされて、希望が持てるか?と言ったら、わたしの場合はそうではなかったし、

 

これまで、息子が宇宙語ばかりしゃべっているのを側で見てきて、明らかに同年齢の子とは違うと感じているのに…「期待して待ってみよう」とはならなかったネガティブ

 

 

↓↓言葉の遅れの話はこちら↓↓

 

 

わたしはこれからどうしたらいいの?

様子を見るっていつまで?

ただ見てるだけ?なにもしなくていいの?

 

 

簡単に「様子見」って言われると…母親的には一番つらい。

 

 

いつ、おしゃべりが出来るようになるかわからない息子を信じて、一緒に歩き続けないといけないんだから不安

 

 

 

涙が止まらなかった

 

健診が終わって車に戻ると、張りつめていた糸がプツンと切れたように涙があふれてきた。

 

 

息子とわたしは、何のために健診を受けに来たんだろう…

 

 

順番待ちの間も注目を浴び、見世物のようになっていた息子とわたし。

 

 

『おしゃべりできないから様子見』とされて、恥をさらしに来たような気がしてとてもみじめで…

 

「やっぱり息子は普通じゃないのか…」と現実を突きつけられて。誰にもわかってもらえない悲しさもあって…

 

発育相談の案内が書かれた紙切れ一枚で、済まされてしまった感が寂しくて…

 

 

その全てが屈辱的すぎて、もう思考停止寸前だった無気力

 

 

息子は早く帰りたくて怒りだし、わたしはハッと我に返って車を走らせる。

 

その帰り道、わたしはひとことも話さなかった。

 

 

いつもなら息子に、

 

『なんでちゃんとできひんねん!』

『お前のせいで恥ずかしい思いしたやんか!』

 

とか、息子に当たり散らしてたと思うけど…

この日はそんな怒る気力も残っていなかった。

 

きっとその時のわたしは、感情をシャットアウトして、何も感じないようにしたんだと思う。

 

耐えられないほど辛すぎたからチーン

 

 

 

 

つづく。