先月末から、中学生クラスでは実力テスト・学年末テスト対策として大量の和文英訳をしています。
こちらは、教科書に載っている例文を中心に私が作成したものです。
総復習です。
和文英訳を生徒たちにさせると、こういうことが浮き彫りになってきます。
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1、英単語の綴りの覚え方がまだまだ甘い。
正解するときもあれば、不正解のときもある。というのは、入試のことなどを考えると非常に危ないです。本人は覚えているつもりになっているので、危機感をあまり持っていないのが、これまた厄介な問題です。
2、和文をしっかり読んでいない。
「ケンは英語を話しますか。」という疑問文を書かなければいけないのに、パッと見で堂々と肯定文を書く子の多いこと!
普段、私たち大人もメールなどで「〜〜ですか」と書くときは、当たり前のように「?」マークをつけますよね。
中学生たちが友達とLINEのやりとりをする時も、もちろんそうです。
ところが、ペーパーテストでは、「〜〜ですか」の後に「?」マークは付きません。
全ての日本語が、「。」で終わるように書かれています。
最後に「?」マークで文章を終わらせるのは日本語として正しくないからだ・・・という理由だと、どこかで聞きました。
それを知って以来、私も自分で教材プリントを作るときは「〜〜ですか?」という「?」付きの和文を書かないように気をつけています。
中学生たちは、最後まできちんと問題文を読むクセを普段からつけていかないといけませんね。
今の中学生たちは、最後が「?」で終わっている文章だけが疑問文なんだ、と視覚的にパパッと判断してしまうようです。
3、単数・複数など、細かい部分まで気にしながら仕上げることができていない。
よくあるまちがいの例としてはこのようなものです。
I have two pen. (×)
How many book do you have?(×)
I have two pen. ですとtwoに合わせてpenではなくpensと書かなければいけませんし、
数を尋ねるときは、How many + 複数形の形で書かなければいけません。
4、疑問詞で始まる英文を書く時に、doやdoesが抜ける。
「彼は朝食を食べますか。」という和文に対し、
→Does he eat breakfast?とパーフェクトな答えを書くことができるのに、
「彼はいつ朝食を食べますか。」のように、「いつ」や「何」などの疑問詞を含む和文になった途端に
→When he eat breakfast?のようにdoやdoesが抜けた英文を書いてしまう。
以上、とっても耳のイタい話ではありますが、中学生の現実ってこうなんだと知っておいてもらえると、きっと小学生のみなさんも英語学習を続ける上で役に立つかと思います。^^
英語を知らないから点数がとれない
ではなくて
今まで習った英語のルールをすべて正しく使えないと点数がとれない
そういう世界なんだなと改めて感じます。
本当に積み重ねが物を言う科目ですね。
コツコツ確実に理解していくしかないです。
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