日経コンピュータ2018.08.16 | HATのブログ

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IT関係のニュースを中心に記事を掲載します。日経コンピュータで重要だと感じた記事とコメントを2010年9月1日号から書いています。
このブログは個人的なものです。ここで述べていることは私の個人的な意見に基づくものであり、私の雇用者には一切の関係はありません。


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特集は<シニアSEの現実 あなたは「戦力」か それとも「老害」か>です。前号に「65歳まで活躍、年収現役並みも」がニュース記事として載っていましたが、恐らく事前に調査してきたのでしょうね。年金が65歳支給に延びた時に定年65歳という話が出ていましたが大手でもまだまだそうはなっていないのでしょう。
偶然最近「定年前後の「やってはいけない」を読みました。寿命90歳時代をサッカーの試合に見立てて45歳でハーフタイムという比喩が面白いと思いました。

【特報、日本最大のIT企業が誕生 NTTが新会社、コム・データ総括】(P.06)
日経朝刊で読んで驚きました。NTTデータ、NTTコミュニケーションズ、南アフリカのディメンションデータの3社を統括する新会社を作るというニュースです。単純に合併するのではなく持ち株会社というのが腰が引けている感じです。真の目的は何か続報を待ちましょう。

【オンプレ製品や業界特化AI投入 グーグルが戦略転換で巻き返し】(P.08)
グーグルは7月24-26日サンフランシスコで開催したカンファレンスでオンプレミス用の製品を投入すると発表しました。OSSとして広がっているコンテナ「Kubernetes」をオンプレミスで利用可能とする「GKE(Google Kubernetes Engine) On-Prem」です。クラウドのサービスとオンプレミスを同じ画面から一括管理出来ます。これは既に米マイクロソフトが提供している「Azure Stack」と同じ戦略です。今更ながら大きな方向転換と言えます。

 

AIに関しても発表がありました。コンタクトセンター向けの「Contact Center AI」です。顧客からの問い合わせに合成音声で応答し、必要に応じて人間のオペレータに会話を引き継ぐSaaSです。米国ではBOT(robotの省略形。AIのチャットサービス)が当たり前になりつつあります。その先のサービスでしょう。日本では言語の壁が大きく、ようやくBOTのサービスもちらほら出てきましたが3年程度遅れています。

【2weeks from 日経XTECH 7月24日(火)~8月3日(金)】(P.16)
7/25:海賊版対策の第4回会合、「ブロッキングは有効か」論争はいったん収束
 →憲法的観点からしてもカドカワの押付けは無理筋
7/27:ソフトバンクとヤフー、スマホ決済「PayPay」を2018年秋に開始
 →中国に遥かに遅れたキャッシュレス。法制度が銀行を守る日本
7/30:英アーム、ビッグデータ分析の米トレジャーデータを買収へ
 →日本人起業の会社。法制度の遅れた日本でなく英国企業とした

【シニアSEの現実 あなたは「戦力」か それとも「老害」か】(P.22)
<強みあれば定年なし シニア7人のリアル>
・56歳で独立/現役を退きコーチ役・・・定年ある事例ばかり
・NTTデータ山田さんは20年ほど前ParmOSで日本語OSを作った伝説の人。その神が生涯現役技術者は当たり前?
<若手不足を補えIT大手、年収7割増も>
・シニア人材活用企業の例として、SCSK/大塚商会/日本ユニシス/ネットワンシステムズ/富士通の制度が書かれていますが、それよりは欧米企業を報告して欲しかった
・日本企業の最大の課題は成果主義が徹底されていないこと
<「年齢差別」の打開策 自分を知り常に学ぶ>
・「自分楽」というシニアミドル人材育成会社社長の寄稿(?)
・内容は面白かったけど、この特集自体が広告連動企画に感じられ残念

【ケーススタディ:JTB】(P.68)
<英語でガイド、スマホが添乗員 訪日客向けAIチャットアプリ開発>
訪日客向けにスマホの「JAPAN Trip Navigator」を開発しました。JTBが選んだ観光スポット情報を3600件以上含み店舗の営業時間などをAIチャットで案内します。
プラットフォームはMicrosoft Azureです。それを決めたのが日本マイクロソフト主催の無料ハッカソン(ハッカーマラソン)だそうです。マイクロフトの技術者と期間の4日間で試作版まで作り上げました。「デジタルサービスに完成形は無いとして、JTBは新アプリを絶えず改善していく」そうです。
利用者からのフィードバックが出来るようにならないと日本人の感覚ではそれほど使われないように思います。

【ニッポンIT事件史 2009年 富士通で社長解任劇 クラウド台頭と重なる】(P.72)
9年前ですから35歳以上の方は覚えておられると思います。富士通の野副元社長が虚偽の理由で辞任を迫られたと裁判を起こしました。結局は退けられましたが週刊誌では散々書かれていました。でも富士通の会社業績には何の影響もありませんでした。
米セールスフォースが創業した年です。米オラクルが米サン・マイクロシステムズを買収したのもこの年です。買収後、Javaで儲けようとするまで10年我慢していたのですね。

【社長の疑問に答える IT専門家の対話術 第117回】(P.104)
<夏休みに書籍で学ぶ 全体を把握する方法>
夏季休暇中の今号は「古くて新しい手法」に関する書籍の紹介
システム構築の大前提 ITアーキテクチュアのセオリー(中山嘉之著)
私の主催するIT勉強宴会で出版記念講演をしてもらいました。裏のテーマが「情シスが情死すにならないために」。SIerやコンサルに食い物にされない工夫が書かれています。
だまし絵を描かないための要件定義のセオリー(赤俊哉著)
SI会社からユーザ企業に移ると見えなかったことが多くあるそうです。ぼやっとした要件を企画にまで明確化するためのノウハウが書かれています。
業務改革、見える化のための業務フローの書き方(山原雅人編著)
標準機法BPMN(ビジネスプロセスモデル&ノーテーション)の解説書。必ずしも情報システムにこだわらず、現場の業務ルールや業務プロセスを整理する表記法
The Decision Management Manifesto(ジェームス・テイラー著)
融資審査や出荷量調整など現場の判断のモデル記法

読者から連絡された<全体をつかむ方法>
・業務f館分析の手法PEXA Methodology
・変更管理業務の生産量を把握するMIND-EVE
DAやEAのための書籍
・DAMA-DMBOK
・TOGAF Version9

最初に紹介された2冊は読みました。どちらも面白く役に立ちます。ユーザ企業の立場から「コンサルやSIerに食い物にされない」ためのノウハウが書かれています。

以上

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