日経コンピュータ2018.07.19 | HATのブログ

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IT関係のニュースを中心に記事を掲載します。日経コンピュータで重要だと感じた記事とコメントを2010年9月1日号から書いています。
このブログは個人的なものです。ここで述べていることは私の個人的な意見に基づくものであり、私の雇用者には一切の関係はありません。


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特集は<中国半端ない 1日1.6万社起業、ベンチャー創出国>です。またも流行り言葉「大迫半端ない」からのタイトルです。確かに半端ない(笑)日本は年間11万社(H27年)ですから中国の7日分です。内容的にも素晴らしい特集でした。金子記者と染原記者のお仕事です。毎回、染原記者の特集は面白いので共著の「誰がアパレルを殺すのか」を買いました。早く単独署名の本を出してほしいと思います。

【動かないコンピュータ:みずほ証券】(P.06)
<2日半にわたりネット取引が停止 サーバー入れ替え中の設定を誤る><6月25日に検知>あれ?みずほの移行は順調だったのでは?・・と思いながらよく読むと、証券でした。

新サーバの入れ替えテスト中に運用管理サーバ側の通信経路情報をオンメモリだけで変更してテストしていたにもかかわらず運用管理サーバを再起動した事が原因だそうです。まあ原因としてはアルアルですね。
定期的な再起動を行っているという事なのでWindowsサーバなのだと推測します。まずはUNIXサーバに変えることと移行期間中は定期再起動を止める運用が必要でしょう。

【400ホテルから同時に情報漏洩 狙われる共同利用サービス】(P.11)
プリンスホテルが外国人予約サイトとして使っていた「ファストブッキング」が不正アクセスされ12万件の個人情報が流出したと発表しました。東急ホテルやニューオータニ、モントレイなども利用し32万件が漏洩しました。世界最大の予約サイトでもそんなことがあるのですね。
プレミアム・アウトレットもSQLインジェクションで27万件の漏えいがありました。サービスとして提供している共同利用サービスが漏洩した時にはサービス停止などの強い処置が必要ではないでしょうか。

【ビジネスチャットで日米対決 拡販策競う、真の敵はメール文化】(P.14)
ビジネスチャットで米国製のSlackと、日本製のチャットワークが競っています。
グローバルではSlackが800万人のアクティブユーザ。チャットワークはユーザ数は公表していませんが、社数として18万社が使っているそうです。
外部の日本向けの業務サービスとの連携は、さすがに日本製のチャットワークが先行しており約50種類。Slackは10しかないそうです(英語版アプリは1400)
SlackはITエンジニアが牽引していますが中小企業に広まるかがポイントだと思います。

【ゾゾ、紳士服もデジタル破壊 遠隔採寸でオーダー服を通販】(P.15)
採寸用ボディスーツを使って、フルオーダーに近いビジネススーツをドレスシャツセットで2万4800円で販売開始したそうです。私はイージーオーダーのスーツを良く買いますが店員に教えてもらわないと選択は難しいです。ボタンの色、2タック、襟の幅などどれを選んでよいかわからなくなります。かと言って選べないならフルオーダーの価値が半減します。

【IoTで製品の切り売りから脱却 横河電機がクラウド活用】(P.16)
<Industrial IoT(IIoT) Foundation>というクラウド基盤を構築。<製品の単なる切り売りから業務転換を図る>そうです。もし実現すれば日本版のGEとして注目です。
製造業からサービス業へ転換を図る日本企業の第一歩かも知れません。デジタル・トランスフォーメーションが急速に進むかも知れません。

【2weeks from 日経XTECH 6月25日(月)~7月4日(水)】(P.18)
6/27:りそなやセブン銀の障害、シマンテックの多要素認証が原因
 →シマンテックのワンタイムパスワード機能の障害でした
6/28:ソフトバンクとウフルが提携、IoT事業の拡大狙う
 →ウフルは元ライブドア副社長が起業した会社です
7/3:吉野家ホールディングス、グループの基幹システムをSAPで統合へ
 →正直驚きました。世界展開を狙っているのでしょうか
7/3:Facebookでブロック相手に投稿筒抜け、80万人超に影響
 →昨年からFacebookは災難続きですね。

【「NECは大企業病だ」新野社長、覚悟の独白】(P.20)
いまさら何を言ってるのだろうと感じた方も多いと思います。<内向きの仕事を一生懸命やらざるを得なかったり、顧客から言われたことをやればいいというマインドが染みついていたり>しているそうです。新野社長は就任3年目。外部人材を活用して社風を変えようとしているそうです。
頑張って欲しいですが、この記事にある施策では変われそうに思えませんでした。

【中国半端ない 1日1.6万社起業、ベンチャー創出国家】(P.26)
中国IT大手はアリババ集団京東集団。この2社が競いながら旋風を巻き起こしています。
1.生簀の魚にQRコード アリババの店舗革命
野菜や肉、水槽の魚にまでQRコードをつけ、トレーサビリティ(アリババ)
 →産地、収穫・加工日、店舗までの配送履歴など
スマホで家から注文し、3km圏内は30分以内に無料配送(両方)
来店客に自動で追走する無人運転の商品カート(京東)
無人店舗の実験店(両方)
2.倉庫、配送、空港・・AI先進事例がズラリ
4万平方メートルの、全工程を自動化した世界初の無人倉庫(京東)
無人トラック、無人航空機、ドローンなどを実験中(京東)
杭州で「都市大脳」市内128か所に360度カメラを設け交通の流れ解析(アリババ)
3.研究投資、NTT超え IT3強の成長源に
「B(百度:バイドゥ)A(アリババ)T(テンセント)」「BAT」と呼ばれるIT大手3社
 アリババ:売上4兆2000億円、売上成長率58%
 テンセント:売上4兆円、売上成長率56%
4.1日1.6万社が起業 好循環産む4要素
2017年の新規企業登録数は607万社。1日1.6万社、5.2秒に1社が起業している
①経済成長率 ②贅沢な資金 ③豊富な人材 ④政府の支援
AI分野での世界の機関別ランキングでトップ10に2大学がランクイン
(日本は64位の東京大学が最上位)
5.自動運転の覇者狙う 快走広州ベンチャー
米グーグルで自動運転を担当していた人材が中国に戻り起業
広州ではすでに運転手が関与しないレベル4の自動運転車を公道で走っている
6.ネット交易の要衝から中東ECに挑む
BATなど大手が狙っていない中東のECを狙っているベンチャーがある。日本や欧州は25歳未満が20%。中東では60%以上。人口が確実に増える

【ニッポンIT事件史 1987年 富士通-IBM紛争終結 PC/AT互換機始動へ】(P.82)
1982→1995→2008→1985→2002→2011→1987。このシリーズ初回の1982年のIBM産業スパイ事件は日立と三菱でした。富士通もクレームを受け1983年に高額で和解していましたが和解契約違反を追及され和解金を支払いました。
この頃はNECのPC-9800が高いシェアを持っていました。各社標準規格のAXパソコンが出たのが1988年、IBMのDOS/Vが発売されたのは1990年です。これでPC-9800のシェアが一気に下がりました。

【社長の疑問に答える IT専門家の対話術 第115回】(P.110)
このコラムは、3月15日号(第106回)から9回にわたって手島歩三氏(ビジネス情報システム・アーキテクト代表)の主張を紹介されました。今回はそのまとめです。
<概念(コンセプチュアル)データモデル設計法>
・・・業務を知る事業部門の担当者・・・
1.事業領域と使命の確認
2.概念データモデルの記述
(静的モデル・動的モデル・組織間連携モデル・機能モデル)
3.業務改革の可能性を探る:解決策の妥当性評価と実行計画
・・・ここからは情報システム部門・・・
4.アプリケーションアーキテクチュアの導出
5.情報基盤構想の策定
6.実装

理屈や考え方だけでなく具体例を公開して欲しいと思います。

以上

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