もう、幸せな時間だった。

エピローグからの、ダンス。

大阪夏の陣、の前振りが、あとあと効いてくる。

ダンサーさんたちの表情がすごくよくて、
ダンスがすごいだけではなくて、
ほんとに美しい!!!

そこで展開される小さなお芝居もあちこちにあって、どこ見ていいかわからなくなる。

その後展開される、長老と太吉のコミカルなやりとりから、お琴さんの勘違い(笑)

今回、信綱役の西村さんといい、監物役の石原さんといい客演の方が素晴らしくよかった。
彩羽さんの歌も、ほんとに良くて涙を誘われたー。

もちろん!徳城さん。
めっちゃ出てた!今もうメインの一人って感じで。

甚兵衛はいつもの徳城さんの軽やかな早い殺陣ではなく、重い感じ。
一撃必殺感。

飢饉で、一揆を考えてからの、勘違いでの四郎との出会い、身代わり、
関わる人たちの不思議な縁。

絡まった、人間関係も、優しい展開で、
無理なく頭に入ってきた。

最後の戦いまでの、歓喜や苛立ち、そして葛藤。

役の人、ひとりひとりが全部ちゃんとその人の背景も見えてくるのが不思議な、そとばこまちの方々の演技。

ただのアンサンブルではなく、
その1人でも、ちゃんと人として成り立ってる。そう思わせる皆さんの演技。

別れからの最後の戦い。
そして。どんでん返し??な最後の、そーきたか!?っていう。

そこに至るまでの話がちゃんと盛り込まれていたので、

家光と、四郎が入れ替わった途端に鳥肌がたった。

その時のおふたりの表情、横のダンサーさんの表現力。
もういちばん好きな、シーンだったかも?

そして、その鳥肌のまま、最後のダンスに!

わっしょいは、一緒に言いたくなる!
涙がここで我慢出来なくなった。

そして鈴がみつける、希望の光まで…

ほんとにいい芝居だった。

誰もかけたらダメないい芝居やった。


変に間延びすることがある、説明部分も、
太吉の声のトーンや、聞き取りやすさで、スッと入ってきた。


要所要所で入る、コミカルな感じと、切ない表情、今回の太吉を演じた、中村くんが、ものすごく考えてそこに至ったんだろうなと予想できた(^^)


雨乞いのシーンで登場する所でおかしな長老を見つけて、周りを確認するところ、

楓の前で、いい格好しようと四郎をおんぶしていくと言って、それをウインクでアピールするところ。

鈴を村に返すために、戦いの場所から、誘導を任された時の、

いよいよかという顔、辛さを噛み締めてる表情、悲しさと責任としっかり表現されてた。

育ての親?的な長老への、感謝の最敬礼と、握りこぶしも!

その太吉の芝居からの、情景の語り。
切り替えも難しいし、冷めてしまいがちな所もうまくしてた。自然に。

そとばこまちさんのお芝居は、2回目だったけど、前回のおりょうの時とは、全く違う南園さんの、可愛さと迫力と心に響く言葉。
ちょっとした一言一言が、可愛くて…

甚兵衛に、「あれはできるようになったか?」と船で言われた後の時のやり取りが、可愛かった。


途中までどーしてあんまり出てこないの?と思った、田中さん。
最後に向かって見せ場がたくさん!
明るく楽しく元気な人であればあるほど、最後の勝家との対峙が悲しく、自然と涙流れてきた。

武蔵役の新谷さんが今回、凄く楽しくて、どっちに付いてるの??って思わせる。
卑怯なことはしないところがなんか、すごくいい人、宮本武蔵!って思わせた。方向音痴だったりふんどし姿やったり、わらったー。

同じフンドシ姿…忍の望月役の、豊哉さんは、微笑みながら人を抹殺する感じが恐ろしかった。

井本さんの演じた、鞍馬との殺陣はすごくよかった。
相変わらずそとばこまちさんの殺陣はすごく綺麗でカッコイイ。

鞍馬のいい人なん?悪い人なん?ん?やっぱりいい人やんーって思わせるところも良かった。

くぼたさんの、静と、石原さんの、動のコンビ?が良くて、
人生のベテラン感がよく出てた。

二人共覚悟の表情がそれぞれで、そーゆーのも見れて嬉しかった。

石原さんの歌う歌が、懐かしすぎて(笑)
特に一休さんのは、すごい好きやった(笑)


そこと、肩を並べる甚兵衛役の徳城さん。

コミカルな部分も入れつつ
四郎の実の親の話になる前にはぐらかす感じ、
ニセ四郎だと、バレたかけた時の演技、
バレたときの、演技。
信綱が来た時の、怒りから、未来への提案に、
葛藤する表情。
最後の戦いでの殺陣、動き。
そして、切られたあとの腕。
絶命前の顔、観たかったなぁー。どうやって演じるのか…でも想像はできる。たくさんたくさん、徳城さんの演技で亡くなる瞬間を見てきたから。
(笑)

勝家の、子供のよーな甘えんぼぶりや、ヘタレな所。土井さんのバタバタした演技がすごくそれにピッタリしてた。

和泉さんの奥方さんとのやり取りが、笑うとこ?って戸惑ってしまった(笑)


和泉さんも、おりょうのときのきっぷのいいお登勢そんとは違って、いやらしい欲張りな旦那を操る奥方ぶりが、ギャップありすぎやった。


四郎のみどりこさんは、可愛いけど凛々しい。
最後の名乗りがほんとに良かった。

それを受ける、家光岡崎さんも
馬鹿な暴君を熱演されてた。

あの歌はめいいっぱいであれか?わざと下手にしてるのか?
毎回最後のかなりの確率で声が裏返る天才(笑)

入れ替わる瞬間の表情が、素敵すぎた



そんなこんなで、どの人もどの役も素晴らしすぎた。
演出も好きすぎた。

ダンサーさんたちが、ほんまに綺麗で可愛くてかっこよかった。

まだまだあるけれど、

とりあえず、
私はこれからも、

そとばこまちの応援をします!

岡崎さんに、劇団はちって言われたし、劇団はちはメンバー共々、そとばこまちを応援します!(^^)
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誰が、なんといおうとも、
そとばこまちの劇団員さんはみんな好きだけど、

中村泰仁くんは、大好きです←馬鹿な私(笑)