ブログのテーマと直接関連付けるのは不本意なのですが、不登校の背景の一つに発達障害もあるので、この時期に書き留めておこうと思います。

 そもそも発達障害であろうがなかろうが、不登校の原因がイジメであろうが成績不振であろうが、如何なる事情であれ、命と健康を守ることが最優先です。
 だから、まず言います。

 新学期の登校に毎日悩むのは時間の無駄、取り敢えず休もう。


 私は中学1年の冬休み明けから登校をやめ、当面の自殺の危機を乗りきりました。
 不登校の直接原因は、教師から受けた公正さを欠く言動です。それがやがて、学校そのものへの不信感に増幅しました。
 30年を経た今にして思えば、発達障害に起因するようでもあり、適応障害の症状のようでもあります。

 しかし、不登校の原因究明に気を取られて、その間に自殺や精神症状の悪化を招いては、本末転倒です。

 今だから振り返っているのでして、不登校真っ只中の当時は休む以外に手段はありませんでした。

 

 

 上記のグラフは、SNSやニュースメディアでも、じわじわ広がっているようです。

 9月1日は18歳以下の自殺者が多いという点を啓蒙するうえでは、意味があろうかと思います。

 ただしこれは、「ある年の日別自殺者数」を表した物でもなければ、「過去40年間の日別自殺者数の平均」を表した物でもありません。9月1日に毎年平均でティーンが130人も自殺していたら、それはそれで別の大問題。

 この表は、「過去40年間の日別自殺者数の累計」を表しています。つまり、上記折れ線グラフ上の一点が示す人数を40で割れば、過去40年間の日別自殺者数の平均が計算されます。

 

 自殺対策白書によると、近年の20歳未満の自殺者数は年間550人ほど。1日あたり1.5人のティーンが自ら命を絶っています。ただし、上記グラフから推測すると、9月1日は1日で3.3人のティーンが自ら命を絶っています。この日は平均の倍以上のリスクがある日なのです。

 なお、今年の白書によると、学生・生徒等(20歳以上含む)の自殺理由は、学校問題が42.7%とダントツでトップです。これは原因分類可能で統計化できた物だけを示していますので、実際はもっと多い可能性はあります。

 

 学校を楽しみにしている人には申し訳ないのですが、こんなリスキーな日にリスキーな学校へ行くことはないでしょう。

 

 今の私などは、医師から「自宅療養を要す」という診断書が出されて、仕事を休まざるを得ない状況が続いています。

 学校に関しても、医師から休職ならぬ休学を要する診断書などの積極的介入を行って、当面子どもの命を守るという方法もあるのではないか思ったりします。

 会社員は休めるのに、学生・生徒は休めないというのは、随分と子どもに冷酷な学校制度だなぁと感じることも。