ブログのタイトルを変更しました。
このブログを始めた頃、私の診断名(主病名)は、双極2型障害でした。
当時の私にとっては画期的な診断でした。何年もの間、大うつ病として、あらゆる抗鬱剤を試してきました。意欲の向上につながる効果はあったのですが、年に2回程度は反撥的な落ち込みを繰り返したものです。
実家ちかくの精神科医から、1度だけ「躁があるかもしれない」と指摘されたことはあります。しかし確定診断に至ることはなく、月日は流れました。
分岐点は2回目の入院時です。担当医の投薬に衝撃を受けました。医療保護入院となったその日から、パキシル40mgをいきなり断薬、リーマスとデパケンの併せ技になったのです。ちょっと、希死念慮がある状態でパキシル断薬って、無茶でしょう。
通院患者に対しては無茶ですが、入院患者に対しては有りかも、と今にしては思います。何しろ、閉鎖病棟で、抑制帯付き、隣は保護室、という環境でしたからね。
それ以来、リーマスは私にとって命の薬になりました。
発症以来、年単位の勤続はできなかったのですが、30代半ばにしてようやく就職することができました。
そのときに、ブログを開始したのです。
なので旧タイトルは「双極性障害と仕事」でした。
それでも前職は3年で挫折しました。
障害者雇用に慣れていなかった企業事情もありますが、一番は私自身の病態にあります。
かねてより、私自身が発達障害を疑っていました。アスペルガー症候群ではないかと、考えれば考えるほど、思いを募らせていました。
さらに、友人知人で既に発達障害の診断を受けた2人から、揃いも揃って「あなたは間違いなく発達障害」と断言される始末です。
成人の発達障害を診断できる医師は少ないので、すぐに検査というわけにはいきません。当時の主治医への相談から始まり、診てくれる可能性がありそうな医療機関に次々とアポを試み、1年越しで検査に漕ぎ着けました。
確定診断が出たのは、約2年前です。混合性特異的発達障害と記されました。見慣れない病名でしょう。それもそのはず、区分不能な発達障害のために、取って付けた分類ですので。
混合とは、発達障害の小分類(稀に中分類)のうち、複数の特性を併せ持っている、ということらしいです。
特異的とは、全体的な発達を総合すると遅れはないが、一部の発達(例えば理解速度など)だけに所見がある、ということらしいです。
ICD-10に登録されていない病名(DUMP症候群など)や、広汎性発達障害のはずだけど自閉傾向が見られない場合も、この診断名を使うことがあります。
ここが直近の転機となりました。
形式上、主病名は双極性障害のまま継続をしつつ、実質上、発達障害にアタックする治療に切替えです。
発達障害の二次障害で双極性障害を発病することはないというのが、現代精神医学の主流です。いや、そういうケースもあるという医師もいます。両者に因果関係がないとしても、それぞれ別の素因から併発することは、充分にあります。花粉症を患いながらリウマチを併発することと同じ理屈です。双極だから発達ではない、というのは短絡的です。
幸いにして、この1年半ほど、躁鬱の波は極めて小さいもので収まっています。
治療方針が発達障害に焦点を当てるようになったからには、ブログタイトルも変えた方がいいかな、と。
前職退職から約2年になろうというとき、突然就職が決まりました。
昨年は無欠勤で締めることができました。1年前までの自身を振り返ると、驚異的です。今年も無欠勤を続け、ゆっくり長く働いていきたいと思っています。
最後に、各エントリーに【同じテーマの記事】一覧表示させました。だからどうだということはないかもしれませんが、少しは参考にしていただければと思いまして。
このブログを始めた頃、私の診断名(主病名)は、双極2型障害でした。
当時の私にとっては画期的な診断でした。何年もの間、大うつ病として、あらゆる抗鬱剤を試してきました。意欲の向上につながる効果はあったのですが、年に2回程度は反撥的な落ち込みを繰り返したものです。
実家ちかくの精神科医から、1度だけ「躁があるかもしれない」と指摘されたことはあります。しかし確定診断に至ることはなく、月日は流れました。
分岐点は2回目の入院時です。担当医の投薬に衝撃を受けました。医療保護入院となったその日から、パキシル40mgをいきなり断薬、リーマスとデパケンの併せ技になったのです。ちょっと、希死念慮がある状態でパキシル断薬って、無茶でしょう。
通院患者に対しては無茶ですが、入院患者に対しては有りかも、と今にしては思います。何しろ、閉鎖病棟で、抑制帯付き、隣は保護室、という環境でしたからね。
それ以来、リーマスは私にとって命の薬になりました。
発症以来、年単位の勤続はできなかったのですが、30代半ばにしてようやく就職することができました。
そのときに、ブログを開始したのです。
なので旧タイトルは「双極性障害と仕事」でした。
それでも前職は3年で挫折しました。
障害者雇用に慣れていなかった企業事情もありますが、一番は私自身の病態にあります。
かねてより、私自身が発達障害を疑っていました。アスペルガー症候群ではないかと、考えれば考えるほど、思いを募らせていました。
さらに、友人知人で既に発達障害の診断を受けた2人から、揃いも揃って「あなたは間違いなく発達障害」と断言される始末です。
成人の発達障害を診断できる医師は少ないので、すぐに検査というわけにはいきません。当時の主治医への相談から始まり、診てくれる可能性がありそうな医療機関に次々とアポを試み、1年越しで検査に漕ぎ着けました。
確定診断が出たのは、約2年前です。混合性特異的発達障害と記されました。見慣れない病名でしょう。それもそのはず、区分不能な発達障害のために、取って付けた分類ですので。
混合とは、発達障害の小分類(稀に中分類)のうち、複数の特性を併せ持っている、ということらしいです。
特異的とは、全体的な発達を総合すると遅れはないが、一部の発達(例えば理解速度など)だけに所見がある、ということらしいです。
ICD-10に登録されていない病名(DUMP症候群など)や、広汎性発達障害のはずだけど自閉傾向が見られない場合も、この診断名を使うことがあります。
ここが直近の転機となりました。
形式上、主病名は双極性障害のまま継続をしつつ、実質上、発達障害にアタックする治療に切替えです。
発達障害の二次障害で双極性障害を発病することはないというのが、現代精神医学の主流です。いや、そういうケースもあるという医師もいます。両者に因果関係がないとしても、それぞれ別の素因から併発することは、充分にあります。花粉症を患いながらリウマチを併発することと同じ理屈です。双極だから発達ではない、というのは短絡的です。
幸いにして、この1年半ほど、躁鬱の波は極めて小さいもので収まっています。
治療方針が発達障害に焦点を当てるようになったからには、ブログタイトルも変えた方がいいかな、と。
前職退職から約2年になろうというとき、突然就職が決まりました。
昨年は無欠勤で締めることができました。1年前までの自身を振り返ると、驚異的です。今年も無欠勤を続け、ゆっくり長く働いていきたいと思っています。
最後に、各エントリーに【同じテーマの記事】一覧表示させました。だからどうだということはないかもしれませんが、少しは参考にしていただければと思いまして。