離乳食食堂

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けさの日経の朝刊に離乳食の記事が出ていた。


「離乳食でベビーフードをよく使用した親の方が、子供が一歳以上になった時に「遊び食い」や「偏食」などに悩む割合が一割以上高い」


これはベビーフードだからという問題だけではなく、食事の与え方の問題ではないかな。うちもまさに(ベビーフードではないが)遊び食いや偏食に悩まされている。

でも、子どもが3歳になるまでくらいは、たいていの子どもの悩みの一つは食事のことではないだろうか。

うちの2歳も、今まさに、ぶどうやゼリー、牛乳を食事の前に欲しがり、

「ごはんが先よ」

というと、目に涙を浮かべて大暴れするのが悩みである。

「さあ、今から食事ですよ」という信号あいまいになったり、ついつい子どもが食べてくれるからと、同じものばかりが毎日の食卓に並ぶと遊び食いや偏食を招きやすいのではないだろうか。そして、ベビーフードの方が、こうしたことが起きやすいのかもしれない。


初めての子育ての時は、とにかく、ちゃんと食べさせないと!と思っていて、そんな時に親の「きいいいいーーー」という感情が子どもに移ると、もうお互いにどうにもしょうがなくなる。

私は一人目で「きいいーーー」となっていた頃に、

「4回に一度食べていればいいんですよ」

と、子育ての先輩の誰かに言われて少し落ち着いたということを覚えている。

「ま、いっか」

ぐらいの気持ちになると、逆に子どもも忘れた頃に食べてくれたり。


現在の3人目は、食事を作る作業から上の2人を食べさせるまでの1時間ぐらいの中で、タイミングと状況をみながら食べさせる。暴れるくらいなら、ゼリーを一口、ぶどうを少し食べて落ち着いたところで、肉じゃがご飯を食べさせてみたり、味噌汁をのませてみたり、それでも嫌がっても、しばらく上の2人を食べさせたり、自分も食べながら牛乳などをあげたあとに、のりごはんを食べさせてみたりと、あの手この手である。

けれど、この「あの手この手」を面倒がってはいけないだろうな、という自覚はある。


「よく使用した親の間では・・・三人に一人が「離乳食を作るのが苦痛、面倒」と答えた。」


家で食事を作ることがルーチンである場合は、あまり面倒ではないように思う。

ご飯を炊くときに、湯のみに大目の水と米をいれておかゆを作り、みそしるを作るときに一緒にかぼちゃやカブを煮たり、うどんやスパゲティは、みんなの分を先にあげたら少し大目にゆでるとか。

2人目、3人目の時に「離乳食です」というものを作った記憶はほとんどない。おかずは上の2人が食べているものをつぶして何でもあげていたように思う。

しかし、1人めのときは「家で食事を作るということが常態でない」ところに子どもが生まれるということも多いから、そこは面倒な作業となる。

あとは、料理をしてきた経験にも大きく左右されるんだろう。

「子供の時にインスタント食品を「よく食べた」親は、「ほとんど食べなかった」親と比べ、自分の子供にベビーフードを「よく使用した」と回答した割合が倍以上高かった」


私の場合、自分があのインスタント食品独特のにおいが苦手である。たとえば、レトルトカレーなんかも時々食べたりするが、基本的には、においがだめだ。だから、離乳食のびんのふたをあけたときのあのにおいがだめだから、旅行の時なんかも、絶対らくだ!と思いながらも、ほとんど使ったことがない。


保育園の参観で、食事などを見させてもらうと、とても勉強になる。メニューもそうだし、子どもも保育園だとがんばって食べている。それは

「ささ、食事の時間ですよ」

という逃げ場のないあの空間作りも大きいのではないだろうか。


よく保健所などで、離乳食を作って、一緒に食べたりするっていう育児支援もあるが、ああいう活動に、もっともっと、たくさんの人が参加するといいですよね。

もしくは、有料でもいいので、離乳食を食べさせてくれる食堂があれば、時々そこに食べさせにいくことで親の気分転換になったり、参考になったりするかもしれないなどと思ったり。

食事のあとの、汚れまくった食卓を片付けてくれるというだけでも、離乳食食堂に行きたい!と思う私であるが。
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昨日、第13回の出生動向基本調査夫婦調査の概要が発表されました(国立社会保障・人口問題研究所)。


第12回(2002年)までの結果との比較をいくつか見てみましょう。


①夫婦が出会ったきっかけで、今まで1位だった「職場や仕事」でを抜いて「友人・兄弟姉妹を通じて」が一位になった。


知り合ったきっかけ 「友人や兄弟姉妹」30.9%「職場や仕事」29.9%


②平均出会い年齢、平均初婚年齢は総数・恋愛結婚のいずれもあがり、平均交際期間も長くなっている。

恋愛結婚で交際4.1年って長いですよね・・・。

1987年では3.1年だったのに。

出会い年齢


③出生子ども数構成の推移(結婚持続期間15~19年、つまり、子どもの数はほとんどこれで決まりの人たち)を見ると、3人という人が8%も減って、その分が0人、1人、2人と分散している。

そして、完結出生児数は、2.23人から2.09人まで減少。

完結出生児数


④妻の年齢別に見る平均出生子ども数では、各世代が減らしている中、25-29歳が0.96から1.08へと伸ばしている。世代で言うと、1975年~79年生まれ。ここは今後も気になります。私の世代(1960年~1964年生まれ、40-44歳)はっ、特に落ち込みが顕著ですね。


⑤理想の子ども数を持たない理由は、相変わらず子育てや教育にお金がかかりすぎるから、がダントツ1位ですが、高年齢で産むのは嫌だから、が5%もアップし、欲しいけどできない、家が狭い、夫の家事育児への協力が得られない、夫が望まないが微増・・・。逆に自分や夫婦の生活を大切にしたいなどは3%減だったり、子どもがのびのび育つ社会環境でないから、は7%も減っている。


子どもを持たない理由


さらにこれを年齢別で12回の比較で見たところ、気になったのは、

年齢が若くなると「夫の家事育児の協力が得られない」「夫が望まない」「自分の仕事に差し障りがある」がとっても増加していること、でしょうか。


年齢別子ども持たない


全体ではこのような変化が気になりました。


夫婦の行動の変化で言えば、確実に一組の夫婦における子ども数が減っているのですね。

個人的には、私のまわりには、うちも含めて3人兄弟姉妹という人が多いですが・・・。似たもの同士が集まるのでしょうか・・・。


とりあえずのデータウォッチでした。

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女性のライフサイクルと就業について再度データをしみじみと眺めてみた。


女性ゴシック


こうしてみると、希望と実際が違う人という意味では、「専業主婦を希望するのに再就職した人50%」って多くない?


そこで、再就職の理由を見てみた。

結婚や育児期に退職した後、現在再就職を希望する女性にその理由を尋ねたところ

①収入を得る必要が生じたから   45.3%

②時間に余裕ができたから      20.3%

③社会に出たいから          18.9%

④知識や技能を活かしたいから   13.3%

となっている。


つまり、再就職希望者が増えた背景には、経済的な理由大きくあるのである。さらに言えば、専業主婦を希望しながらも、再就職する人もおのずと増えるということであろう。


さらに、既婚男性に夫婦の望ましい働き方ではは、私としては結構意外だったのだが、53.0%と半数以上の人が共働きが望ましいと答え(実際に共働きは29.6%)、共働きを支持する理由では「金銭的にゆとりある生活をしたいから」が44.7%となっている。


さらに、「再就職希望者は多いが求職活動する人は少ない」と伝えている。

今までであれば、再就職希望者がどのくらいいるのかで終っていたところを、ここまでつっこんでいるのはとっても評価に値すると思う。

再就職したいけど、求職活動はできないのである。

理由としては末子が3歳未満の既婚者では

「家事や育児や通学などのため、仕事が続けられそうにない」が75.6%に上る。


片や専業主婦を希望しながら経済的に働く必要がある人がいて、

片や働きたいけどできずにいる人がいる。


そこがとてもはっきりと示されてている。

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6月20日に平成18年度版の国民生活白書が発表になりました。

今回は三部構成で、一章が、若者の適職探し、二章が女性のライフサイクルと就業、三章が高齢者の人生の再設計になっています。


中でも二章の「女性のライフサイクルと就業」については、「知りたいなあー」と思っていたことがたくさん載っていました。


①独身女性の理想とするライフコースの推移

専業主婦志向は、1987年の36.7%から、2002年では20.1%まで落ちていて、逆に継続就業が20.3%から29.5%に、再就職では34.4%から1992年にいったん32.2%まで下がるものの2002年には39.2%と4割に上る。

(出所;「出産力調査」「出生動向基本調査」いずれも国立社会保障・人口問題研究所)


②理想のライフコースが実現できているか

 ・継続就業コース希望者のうち、希望通りは62.3%

 ・再就職コースでは55.6%(専業主婦コースに26.0%)

 ・専業主婦コースでは35.0%(再就職に50.0%)

(出所;「若年層の意識実態調査」2003 内閣府)

 つまり、専業主婦になりたいと思っていた人のうちの約半数は、子どもが大きくなってから働いていたり、子どもが大きくなったら働こうと思っていた人のうちの四分の一が専業主婦でいるってことですね。

専業主婦になりたいと思っていながら子どもが大きくなってから働いている人が意外と多いなあというのが率直な感想です。


③M字カーブのくぼみが浅くなっているのは女性が継続就業するようになったことよりも、晩婚化や晩産化により独身者や子どものいない既婚者といった労働力率の高い人の割合が増加していることが寄与。グループ分けして検証してくれてあります。単純にM字カーブのくぼみが浅くなったから、女性が働く環境が改善された、と思いそうですが、そういうわけではなさそうです。これ大事ですね。


④女性の就業率は、結婚前で88.5%であるが、結婚後は65.3%、出産後は23.1%まで減少する。そんなに辞めているなんて、数字で見ると、改めてインパクトがあります。


⑤就業している確率が低くなる要素

0~3歳児がいること

・4~6歳児がいること

・配偶者がいること

・配偶者の年収が高いこと

配偶者の労働時間が長いこと

居住している都道府県の待機児童率が高いこと

(出所;「就業構造基本調査」2002年 より作成。5%の水準で有意の変数を示したもの)

*就業している確率が高くなる要素

・年齢

・学歴の高さ

・親と同居していること


私のインタビュー調査でのまとめとしての、再就職の壁としてあげた三つ

・夫の家事育児へのかかわりが少ない

・保育環境が未整備

・条件にあった職がない


のうちの前二つがここで確認できました。


3つめに関連して、私の研究では、

「最初から週に3,4日、4、5時間」と希望する人が多いことを伝えるにとどまったが、

国民生活白書では

・パートアルバイトを希望した理由を尋ねたところ「希望に合う勤務先がなくやむを得ず」が26.8%にとどまった

・一方で「自ら希望してパートアルバイトを希望した」としながらも「育児等の負担が少なければ正社員を希望した」とする人も26.0%いる

とある。


つまり、今後専業主婦の再雇用を考える上で重要だなと思った点は

正社員を希望する人

正社員を希望するが、現実的には無理なので、パートアルバイトを希望せざるを得ない人

最初からパートアルバイトを希望する人

の就労支援については、きちんと分けて考えてあげるべきだな、ということです。


これ以外にも、いろいろとデータがありますが今日はこれくらいで。


それでも、ここまで、女性のライフサイクルに焦点をあてた国民生活白書が出たことは、とてもうれしい限りです。