エチオピア北部へ旅行07 世界遺産・ラリベラ | ~貧困のない世界を目指して~

~貧困のない世界を目指して~

2011 自転車で日本縦断。
日本が、そして自分がどれだけ恵まれているのか知った。

2012 世界最貧国エチオピアへ。
貧困の現実と、それでもエネルギッシュに生きる人々を見た。

使命を見つけた。それは世界の貧困をなくすこと。


サロムノ!(Hello!)


12世紀初頭にアクスム王国の勢力落ち、新王朝ザグヴェが興る。ザグヴェ王朝11代の中で最も有名なラリベラ王は首都をアクスムからラスタ地方ロハに遷都し、ロハは王の名を取りラリベラと呼ばれるようになった。

ラリベラ王は聖地エルサレムへの道がイスラム教徒に占領されたことにより巡礼が困難になったため、ロハの地に第2のエルサレム建設を試みる。(『地球の歩き方 東アフリカ』より抜粋)

ラリベラ王が君臨していた12世紀から13世紀にかけて、巨大な一枚岩を掘り削って造られたのが、世界遺産にも指定されている「ラリベラの岩窟教会群」なのである。



ただびっくりした。一枚の岩盤を掘り砕いて造られたなんに俄かには信じられない。

700年以上も前に建てられたというのに、現代の建築技術水準をもってしてもどうやってこのような建造物を造ることができたのかわかっていない。





教会内部も完璧に彫られている。





ラリベラの公認ガイド(一番右)とボランティアたち。





教会によっては彫刻だけでなく、色も入れられている。





世界遺産であり現在も使われているこの教会群にはイエスやマリアの絵画や彫刻がたくさんあった。





フランス人の団体が観光に来ているので、いなくなるまでしばし休憩^^




この写真に写っている範囲だって、ハンマーとノミで削ろうと思ったら何か月かかるかわからない。





12の教会群は岩のトンネルやこうした通路でつながっている。





記念写真^^ 後ろに見えるのがラリベラのシンボルともなっている十字型の教会St.George Church 聖ギオルギス教会。





大小様々な形、デザインの教会がありますが、教会の上半分はアクスム様式、下半分はキリシャ様式など、ここでも文化が融合していて面白い。



教会を見学している間、たくさんのヨーロッパからの観光者と、たくさんのエチオピア正教会の信者に会った。

エチオピアの人々は信仰心が厚いと言われる。

エチオピアの人と話すと、よく「宗教はなに?」と聞かれる。

いや、それはそのどの国の人と話しても一緒かもしれない。

そんな時に、あなたは何と答えるだろうか?

自信を持って「My religion is Buddhism!」(私は仏教です)と答えますか?

僕は「一応、仏教だけど、信仰は厚くないし、正直よく知らない」としか答えられなかった。

世界的に見ても、こんな実質的に無宗教の人が多く、宗教観が薄いのは日本だけだと思う。

僕は世界の貧困をなくしたい。

貧しい国、貧しい人とかかわりたいと思ったとき、彼らの経済状況だけでなく、彼らが持っている歴史、宗教、慣習、価値観、、、にまで思いを巡らせないと、本当に分かり合うことはできない。

与えるのではない、救うのでもない。

ともに価値を創っていく。

ともに世界を良くしていく。

みんながそんなふうに考え行動していく。

そんな世界がいいね(^^)b



アムセグナロ! (Thank you!)