「なかなか寝つけない」

「夜中に何度も目が覚める」

「朝早く目が覚めてしまい、その後眠れない」

 


このようなお悩みを抱えている方は

とても多くいらっしゃいます。

 

 

実は日本は、世界的に見ても

睡眠時間が短い国です。


OECD Gender Data Portal(2021)によると、

 

・最も睡眠時間が長い国は


約9時間(南アフリカ・中国)


・次いで欧米諸国は約8時間半


・日本は最も短く、7時間半弱

 


というデータがあります。

 

 

忙しさや生活環境の影響もあり、

日本人は慢性的な睡眠不足になりやすい傾向があります。

 

 

 

不眠には3つのタイプがあります


 

不眠症は大きく分けて次の3つに分類されます。

 


入眠困難(なかなか寝付けない)

中途覚醒(夜中に何度も目が覚める)

早期覚醒(予定より早く目が覚めて眠れない)

 

 

不眠が続くと、集中力の低下や疲労感だけでなく、

気分が落ち込みやすくなり、

 

うつ症状へとつながることもあります。

 


 

人の睡眠は2つの仕組みで成り立っています

 


 

1. 疲れたから眠る


2. 体内時計に依存して眠る(概日リズム)

 


 

特に近年問題となっているのが、


「体内時計の乱れ」による不眠です。

 



 

体内時計とは?

 

体内時計は、

 

• ほとんどすべての細胞に存在

• 体温・血圧・睡眠・覚醒など自律神経のリズムを調整

 

 

する重要な機能です。

 

 

1日は24時間ですが、実は体内時計の周期は


24時間より少し長く、

約24時間10〜20分と言われています。

 

 

そのため


自然に生活していると、毎日少しずつ後ろにずれていきます。

 

 

このズレを調整しているのが、



朝の光(太陽光)です。

 


 

朝、光が目から入り、脳の中枢に伝わることで

体内時計がリセットされます。



これが夜の自然な眠気につながります。

 



 

体内時計が乱れるとどうなる?


 

生活リズムが不規則になると、体内時計の周期が乱れ、不眠が起こります。


これを「概日リズム睡眠障害」といいます。

 


不眠が続くと、自律神経の乱れを引き起こし、

 

• 高血圧

• 糖尿病

• 心筋梗塞

• 認知症


 

などのリスクが高まることもわかっています。

 


 

病院を受診する目安


 

• 週に3日以上眠れない

• それが2週間以上続く

 


 

この場合は医療機関への受診をおすすめします。

日本睡眠学会の専門医療機関リストも参考になります。

 


 

生活リズムを整えるためにできること

 


治療には、

 

・薬による方法

・生活習慣の改善

 

があります。

 

 

生活習慣の改善で最も効果的なのが、


朝、明るくなったら外に出て太陽の光を浴びること。

 

 

これを毎日続けることが大切です。

 

 

朝日を浴びることで体内時計が整い、夜になると自然な眠気が訪れるようになります。

 

 

1日で劇的に変わるものではありませんが、

日々の積み重ねが睡眠を整えていきます。

 


 

鍼灸は不眠にどのように作用するのか

 

 


当院でも、鍼灸治療によって睡眠が改善される方は多くいらっしゃいます。

  

 

鍼灸は単に「眠らせる治療」ではなく、

自律神経を整え、眠れる体質へと導く治療です。

 


 

自律神経の調整

 

• 交感神経の過緊張を抑える

• 副交感神経を高める

• 心拍変動(HRV)の改善報告あり

 

特に入眠困難や中途覚醒タイプに有効です。

 


 

脳への作用

 

• セロトニン分泌促進

• メラトニン分泌調整

• GABA活性化

• コルチゾール低下

 

脳の「覚醒状態」を穏やかに鎮めます。

 


 

筋緊張・血流の改善

 


• 首肩の緊張緩和

• 血流改善

• 冷えの改善

 


身体の緊張型不眠に効果的です。

 


 

情動の安定

 

• 不安の軽減

• ストレス耐性の向上

• 扁桃体の過活動抑制

 


ストレス起因の不眠に適しています。

 

 

研究報告からわかっていること

 

• 睡眠の質(PSQI)の改善

• 寝付くまでの時間短縮

• 中途覚醒の減少

• 睡眠時間の延長

• 睡眠薬使用量の減少報告

• 副作用が少ない

 

慢性不眠、更年期不眠、不安障害関連不眠、がん関連不眠などで研究報告が多くあります。

 

 

臨床でよくみられる変化

 

1回目

施術中に眠ってしまう方も多く、その日はよく眠れることがあります。

 

3〜5回

寝付きがスムーズになり、夜中に目が覚める回数が減少。

 

1〜2ヶ月

睡眠リズムが安定し、日中の疲労感が軽減していきます。

 

 

まとめ

 

不眠は「気のせい」ではありません。

体内時計と自律神経の乱れが大きく関係しています。

 


生活習慣の見直しに加え、


身体から整えていく方法として鍼灸は有効な選択肢です。

 


鍼灸は、緊張している自律神経を整え、


脳をリラックス状態へ導き、自然な眠りをサポートします。

 


薬のように無理に眠らせるのではなく、


眠れる体質へ整えていく治療です。

 




やさしい施術で、からだ全体を整えていきます。



鍼灸に関することはお気軽にご相談ください。

 

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表参道 Hataki鍼灸院

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