新年が始まり、入学試験、新年度の異動や就職に向けてなど、不安や憂鬱な気分が強まっている方も多いのではないだろうか。
今回は、不安や憂鬱な感情について取り上げたいと思う。
不安については、
でも取り上げたが、1つの記事で完結できるほど単純なものではないのでまた取り上げてみる。
今回は、
不安や憂鬱な感情を辿るとどこに行きつくのか
という側面で考えていくこととする。
まず、どこからそういった感情がやってくるかというところと、その具体的な例を思いつきで示していくと、
不眠・焦燥・過敏・疲労・緊張・気苦労・心気症状・身体症状
などが挙げられる。
不眠
例)朝の目覚めが悪かったり、眠った感覚がなくなる熟眠障害や、もっと長く眠っていたいのに起きてしまう早朝覚醒などにより、日中のパフォーマンスに影響がでる状態。
焦燥
例)競争社会で他人と比べることで遅れなどを感じる、期限に迫られながら業務を行っているなど普段からイライラ、焦りが強まることで気分が変動する状態。
過敏
例)仕事上でごく些細なミスをしてしまった際、誰からも何も言われていないのに心配になってしまう、挨拶をしたのに相手が返してくれなかったと考えこんでしまう、ちょっとした会話の中でも注意されたと思い込んでしまう、周りが笑っていると自分が笑われたのではないかと思い込むなど物事に過敏になっている状態。
疲労
身体がしんどいと感じる、怠さの自覚や、ちょっとしたことで疲れやすいなどの身体的な疲労感が絶えずつきまとっている状態。
緊張
視線(人の目)が怖いなど、常に緊張し身体に力が入っているような状態。周りに合わせていくような性格傾向の方に多い。
気苦労
物事に気を配りすぎることで気分に変動を来す。几帳面、仕事熱心、凝り性、強い義務感や責任感、徹底的、正直、生真面目、完ぺき主義といった性格傾向の方に多い。
心気・身体症状
身体の兆候や感じから、何か重い病気に侵されているのではないか、あるいは思い込んでしまうことで、それにとらわれてしまっている状態。
これらは人によって、また状況によってそれらは様々であるため一概に対処法を述べることはできないが、自分がどういった部分が原因で不安や憂鬱な気分に至っているのかその原因を分析することで、今後の対処法が見つけやすくなるかもしれない。