合併症の原因がかなり特定され、胆管炎の疑いの可能性が高いということは第十六話を少し読み返していただければと思いますが、3月に行う内視鏡での処置ですが、内臓再建手術をしている人の胃や小腸に入れるのは、高度な技術を必要とするとの説明がありました。

今回の内視鏡処置では内臓の状態もわかるので、どこで何が起きているかをかなり正確に観察できるのではということで、内視鏡科の先生も期待しているようです。

学会などでの発表の題材になればと思っています。一昨年、健康診断の際に胃カメラでポリープのなどの検査を行った際には、検査担当の先生から、「大変な手術をしたのですね」といわれ、胃と小腸の接合部分がはっきりとわかる胃カメラの画像をみせてもらいました。

 

 

今回は胃と小腸の縫合部から図の左側の小腸を経由して、小腸と胆管の接合部に向かい、接合部が狭まっていれば、少し広げ、かなり狭まっていればステントを入れるという処置になる予定です。何もしない可能性もあるとのことです。

接合部周辺にあった細菌が胆管から肝臓に逆流して発熱したり、接合部を広げた時の出血などが予想されていますが、その場合は4日間の入院予定がさらに1週間以上の入院となる可能性もあります。

この処置によって本当にこれまでの合併症がまったくなくなるという保証はないのですが、「やれることがあるのなら、なるべく早くやる」という気持ちで、この病気と向かい合っていこうと思うこの頃です。

≪続く≫