コトワザというのは、どこの国にもある表現で、
当然日本にも韓国にもたくさんあります。
ただ、僕が日本で暮らしながら感じたのは
韓国ほど日本では、それほどコトワザが使われていないな
という印象です。
韓国人はとても頻繁にコトワザを使います。
日常の会話でもドラマでも、時事番組でも。
たくさんある中で、実際に日常でよく使われる表現だけ
選んで、少しずつご紹介して参りたいと思います。
因みに、コトワザは、韓国語で「속담(続談)」といいます。
今日は第1番目で、
「가재는 게 편이다(カジェヌン ケピョニダ)」
という表現です。
「가재」というのは「ザリガニ」の事で、「게」は「カニ」の事です。
ザリガニとカニは似ているもの同士という事で、自分と似ている立場の
人の味方をするという意味としてよく使われています。
悪さをしても、人の迷惑になることをしても、その人の味方にする
状況で使われるコトワザです。
庇う意味としても使えます。
あくまでも、ニュアンス的にですが、
「同じ穴の狢」とか「類は友を呼ぶ」の
イメージもあります。
例えば、
「농담으로 시어머니 불평을 했더니, 가재는 게 편이라고 남편이 시어머니 편을 들었다.」
「冗談で姑さんの不平を言ったら、旦那が自分のお母さんだからと言って、姑さんの味方をした。」
文章の中に「가재는 게 편이다」のニュアンスを入れるのが難しいです。。。
いろいろ状況のニュアンスも入れなければならぬため、
例文を短くするのは難しいです~
因みに、コトワザを例えてしゃべるときには、「使いたいコトワザ+~(이)라고」という表現を
必ず使います。
例文を作るの大変なので、一つだけにさせてくださいね~
以上です~