先日の営業会議で私は怒鳴り声をあげました。


「お前らには、ポジティブでワクワクするようなアクティブなイメージないんか?ボケっ!」



毎週月曜日、8時から営業会議があるわけですが、決められたフォーマットを改良し、定量的、定性的な目標及び達成度合い、そして「どうしていきたいか?」を提示するのが当社の営業会議なのですが、「~したい!」というイメージが伝わって来ず、怒鳴り散らしたのです。


当社の今期の方針は、「顧客ターゲットに向けた付加価値の能動的創出(~したいと思うこと)」と定められており、これは、一般的に当たり前のことなんですが、その当たり前なことができていなかったのが当社の風土でした。それは従業員一人ひとりの問題もあるかもしれませんが、会社としての経営する上での理念、ビジョン、方向性、方針、戦略、KPIなどが明確になっておらず、これはすべて経営者の責任ではありましたが、だからこそ、一人ひとりに思考、願望、アクティブイメージを持たせる事を最重要なこととして捉えており、そのような風土の方が、人財が活きる風土にはなると考えているのです。

当社は、創業時「企画」を軸にアウトソーシング→クリエーティブ→コンサルティングと事業範囲を高次化し、ある「きっかけ」から、「動画」を軸に事業転換を図り、今期が最終調整期に入りました。それは、あるべきビジョンを6年前にイメージし、そうなるために必要なタスク(人・モノ・カネ・情報・実績・信用・物語)などを想定し、実践を重ね、微調整をしながら、、、今があるわけですが、経営理念である「永続的発展的な喜びの共創と実践」というテーマを具現化するためには、全従業員一人ひとりのアクティブイメージ(~したい!と強く思う願望)と行動計画がどうしても必要なのであります。

「経営ビジョン達成のためのタスクと行動管理」というフレーズは良く聞きますが、全従業員視点で言えば、会社が掲げる公明正大な大義名分さえあれば、何も恥じることなくアクティブイメージ(~したい!と強く思う願望)と行動計画に沿った実践ができるので、会社は、上司は、会社に理念やビジョンや戦略ができたら、一人ひとりに徹底して向き合って、その人の内発性を最大限に活かす取り組みをする方が結果が出るのだと思います。それはまさに、会社に、上司に、待遇に、操られることなく、自らの人生を活かす、意味実現の日々が拓かれるということなんだと思います。

当社で言えば、経営する目的が、「顧客のお役立ち!」ということだけではなく、全従業員一人ひとりの日々の実践が収益だけではなく、「永続的発展的な喜び」というコトを実現していく事業構造や経営ビジョンを事業転換と共に時間をかけながら構築してきているので、今期からは「怒鳴り散らすこと」を採用したわけです(笑)
今こそ、会社でも、プライベートでも、ワクワク・ドキドキして楽しむステージに入ったのです。
金曜日の夜はコンパをするなり、恋人とデートするなりテンションのあがる予定を入れなさい!そして楽しみまくって消費しましょう!でも、「月曜日の営業会議も楽しみで仕方がない!」というくらいにアクティブなイメージを自らが膨らますのです。強い願望を心に抱くのです!会社は間違っても全従業員を詐欺師にはしません。先祖にも、将来世代にも恥じる事の無い公明正大な志を持って日々ともに汗を流しているのですから。
ただし自分たちが良い事をしていると思うのは傲慢の始まりなので、使命感ではなく、~したい!と思う強い願望を持ちましょう!!!


・・・でなければ誰も目標達成に向けて共創しようとも思わないし、テンションがあがらないのですよね!


全従業員が幸せになるためには、「仕事が成すコト」の意味を共感してもらい、本気になって日常を過ごして欲しいし、せっかく事業活動を共にしているのだから会社のやっていること以上に、考えている願望やビジョンにワクワクして欲しい。

でも、その為には自らの枠組みを壊して行く、自らを変えていく勇気と実践で内発的な潜在能力を最大限に引き出して活かして欲しい。

「人を変えることはできないが、自分を変えることはたやすくできる。」




下記は、私の勝手な経営者側のビジョン達成のためのタスク管理イメージです(笑)

「タスク管理」とは、「~しなければならないこと」ではなく、「~したくてたまらないこと」


理念(公明正大で、誰にも恥じないものにする)

経営ビジョン(わかりやすく、テンションがあがるカッコいいもの)

戦略(中期計画も含めながら、できるだけ単年度に落とし込んで表現する)

戦術(朝令暮改を当たり前に、スピードを最重要視する)

行動計画(一人ひとりがテンションがあがるように、ひらめきも大切)

行動タスク管理(強い願望を必ず持つこと)