ご存じのように、「サンデーモーニング」でコメンテーターを長年務めてこられた、毎日新聞の岸井成格さんが亡くなりました。

 

 

この笑顔、今見てもやっぱり泣けてきます。。。

 

亡くなったという一報を聞いてから1週間経ちました。

覚悟はしていました。

闘病中のご様子も聞いていて、心配しながら、でもお見舞いに行くこともかなわず、ただただ毎日祈っていました。

 

先日の「サンデーモーニング」の「風をよむ」では、岸井さんの足跡をたどりました。

 

 

日曜の朝、本番前のVTRプレビューを何度かするのですが、岸井さんの映像が出ると、途中から読めなくなりました。

岸井さん、あの笑顔は反則ですよ。。。

 

毎週日曜朝には、あの人懐っこい笑顔で、スタジオ入りされていました。

間違ったことは間違っているとはっきり言い切る、今や数少ないジャーナリストだったのは、間違いありません。

様々な圧力にもひるむことなく、ご自分の信念を通している姿には、「矜持」という言葉がぴったりでした。

でも、時々、空いた時間にフラーっとスタッフルームに立ち寄って、とりとめのないおしゃべりをしてくれたり、お父様が香川出身で、私も香川出身ということもあり、「讃岐談義」をすることもありました。

ホワイトデーにはいつも、サンデーの女性スタッフみんなに、素敵なお菓子をくださいました。

(一度なんて、バレンタインデーに何も差し上げてなかったのに、くださいました('_'))

でも、お酒が入ると、謎のスイッチが入り、テーブルをバン!と叩いて「おい!橋谷~!聞いてるのか!」とすごまれたことも、今となっては良い思い出です。

 

サンデーモーニングのエンディングは、いつも時間ぴったりに岸井さんのコメントで終えていたのですが、実は毎週、私がカメラに映らないところで岸井さんに残り時間を「20秒前」「10秒前」と手で出していました。

あのサインは、私と岸井さんの連係プレーだと、勝手に思わせていただいていました。

今も大切な思い出です。

 

まだ亡くなったことがピンとこなくて、また笑顔でスタジオに入って来てくれるんじゃないかと、そんな気もします。

 

長い間、ジャーナリストとして第一線で闘ってこられた岸井さん。

病とも闘い抜いた岸井さん。

どうぞ、どうぞ、安らかにお休みください。

そして、日本の行く末を空の上から、喝入れながら見守ってください。

本当に本当にありがとうございました。