これまでできなかったことにチャレンジして今年を締めくくることにしました。
それは、「今年買った腕時計のまとめ」です。
こわい。振り返りたくない。しかし、愚かさは直視しないと人としての成長はありません。やらないと。
と、いうことで、おそるおそる自分のブログを見返します。
結果から言いましょう。3本でした。感じていたよりも、ずっと少ない。もっと、ど派手にやらかしているかと思ってました。
まず4月、ブライトリングスーパーオーシャンA17360を買っています。
1月から4月まで、腕時計を買うのを我慢していたから、うっぷんが溜まっていたのでしょう。でも、まあ、カッコよかったので仕方ないです。いい時計ですし、デザインに男らしさがあるよね。値段もお手頃。このくらいの贅沢なら良識の範疇におさまるのではないでしょうか。
でも、すぐに5月、やっちゃってました。
ROLEX Seadueler Deepsea 116660 V番
友人からディープシーを買っています。これが今年の目玉でした。
ディープシーが財布に与えた影響もディープだったため、さすがにしばらく腕時計を買っていません。
高い買い物だという見方もできますが、これを買ったおかげで、ちょこちょこいろんな中古時計を買わなくてすんだかもしれないので、評価は難しいです。
それに、「ロレックスの資産価値は鉄板だし、これは将来性のある一本だ。」、と、思ってしまったのも事実でありまして、すでに考え方が慾にまみれている己の卑しさに気づかされます。
そんなことを思わせたディープシーショックから約半年の時を経て、11月に、また時計を買ってしまっていました。
Tudor Black Bay GMT Ref.79830RB
白状しましょう。私はとにかく腕時計が大好きで、このチューダーも気に入って、リスペクトの精神をもって買っているのです。けれども、心のどこかで、「これも、おおきく値下がりはすまい。」、と言う、まるで貯金の替わりにでもなるかのような甘い考えに棹差されているところがありました。
これは、良い心持ちではありません。きっと罰が当たるだろうな。この点は大いに反省しないといけません。
とはいえ、芸術と文化の結晶ともいうべき機械式腕時計を純粋に楽しみたい気持ちもありまして、これぞ、と、思った手持ちの腕時計を、2本、正規のオーバーホールに出しています。
今年、もっと腕時計を買っている気がしたのは、きっと、このせいなのでしょう。
2月の終わり、オーバーホールから帰ってきたのは、ロレックス・エクスプローラーⅡS番でした。
エクスプローラーⅡ 16570 S番
もう作られることはないトリチウム夜光の経年変化による焼けが、切ないくらい魅力的です。針も文字盤もそのままに、30年前の時計に正規のオーバーホールを受けさせられたことは、時計のためにも良かったのではないでしょうか。
11月には、大好きなレベルソがオーバーホールから帰ってきました。
270.8.54 JaegerLeCoultre(ジャガールクルト) レベルソ デュオ ナイト&デイ
この時計は、ずっと使わないと損でしょう、と、そこまで思わせてくれる逸品です。きちんと正規のメンテナンスを受けさせないといけませんでした。
今年、この2本に正規のオーバーホールを受けて貰ったのは、ずっと大切に一生付き合ってもらおうと思っているからです。
ええ、もちろん、売ったときの値段を上げようとか、そんなことは、これっぽっちも考えておりません。
…来年は、心のきれいな大人を目指そうと思います。