腕時計遍歴100 100回記念 ロレックスシードゥエラー ディープシー マークⅠ | はし3の独り言

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腕時計に自転車、高校理科の話題が多いブログです。日常で印象に残った出来事も取り上げます。時間があって、気が向いた時しか更新できていませんが、ご愛顧よろしくお願いします。

ROLEX  Seadueler Deepsea 116660 V番

 

 広い世の中には私の拙な記事を検索で見つけ、時間を割いて目を通して下さる方々がいます。素直に言えば、それはうれしく、時計のブログを書き続ける励みになっていました。まずは皆様方に厚く御礼申し上げます。

 

 さて、6年続けてきた「腕時計遍歴」の記事も、お陰様で100回を数えました。節目を飾るのは、やはりそれに相応しい大物がいいなと思っていたら、そんな大物と縁がありました。

 

 

 この個体はゆかりの深い友人から購入しました。5月のことだったから、もう7か月前のことです。まだ緊急事態宣言が出ているときでした。

 

 昔からシードゥエラー・ディープシーについては名前は知っていました。ロレックスのダイバーズウォッチにおいて、サブマリーナの上位機種にあたるシードゥエラーのハイエンドです。防水機能は普通のシードゥエラーの1220mをはるかに上回り、実に3900mを誇ります。この点で、ロレックスのキングオブダイバーズと言って良く、完全なプロユースの腕時計なのです。

 

 だから、のこのこ陸を歩いて暮らす私には機能が現実離れしすぎていて、それまで購入しようなどといった気持ちは露ほども抱くことさえありませんでした。

 

 しかし、現物を手に取って目の当たりにした時、あまりの迫力に圧され、「欲しい…。100回目の記事は、こいつで行こう。」、と、思ってしまったのです。

 

 

 径44mm、厚さ18㎜のデカ厚ボディに、黒光りするセラミックベゼルがよく映える。

 

 ドーム型のクリスタル風防は水圧に耐えるように5.5mmもあり、他の腕時計では見られない反射の仕方をして、ディープシーならではの世界観を体現しています。

 

 そもそもシードゥエラーの名前にあるドゥエラー(dueler)とは決闘する者を意味しており、この時計が文字通り海の過酷な環境と闘うために作られたことを示しています。ディープシーの場合は、その相手が深海なのです。

 

 とことん機能を追求しないと出てこない美しさ。この時計を所有する価値は、そこにあるでしょう。

 

 

 ディープシーが発売され始めたのが2008年。この個体はV番で、翌年にかけて1年間だけ流通したマークⅠと呼ばれる初期のモデルです。王冠の真ん中の棒が長く、防水機能を示すftの「f」の書体に特徴があります。

 

 

 マークⅠの特徴はダイヤルだけではなく、ブレスレットの太さにもあります。後のモデルよりも細くてキュッとしまったラインをしています。

 

 装着感は、やはりロレックス。しっくり腕に収まります。

 

 

 重い時計本体とバランスがとれるのは、これまた重厚感のあるバックルのお陰でしょうか。

 

 

 長さを調整するアジャスター機能がありますが、これがまたカッコいいです(使わないけど)。

 

 

 本当にデカいんですけど、腕に載せた感じは意外に大丈夫。私の腕は太いのだということを、改めて思い知らされました。 

 

 

 いい時計を譲っていただきました。機能の高さと言い、風格と言い、あまり着けている人がいないところと言い、100回記念の記事を飾る物として申し分ありません。実用時計としては王者ロレックスのハイエンドラインですから。それに、マークⅠというのもなんだかうれしい。

 

 ちなみにduelerはデュラーと発音した方がネイティブの発音に近いので本当は、シーデュラーと呼んであげた方が良いかもしれません。