来週の月曜日（5月21日）には日食が観察できる。しかも、静岡を始めとして、太陽がリング状に隠される金環日食として観察されるところが多い。
金環といえば、ゴールデン・リング。当日、日本で入籍するカップルは増えるだろうな（あやかりたいような…）。
めったにないことなので、２１日の早朝は空を見上げる人が多いのだろうけど、教員としては、フィーバーしてばかりではいられない。日食の観察には、毎度、危険がつきまとうからだ。
太陽光は大変強く、有害な紫外線を含んでいる。直視すれば目の網膜を傷つける力がある。ひどいと網膜中の視細胞が死んでしまったり、変成したりして、部分的に失明する怖れもある。太陽が隠されるからとなめてかかると、ひどい目にあう。古今東西、たくさんの人が目をやられていており、日食網膜症という言葉もあるくらいだ。地震もそうだけれど、頻度が少ない危険は風化しやすいのですね。
また、今回はちょうど登校時間にあたっており、自転車に乗りながら、つい空を見上げた生徒が事故にあう可能性もある。
そこで、小中高の各学校は、日食の観察にあたって生徒に注意を促すことになっている。
我が校も、例に漏れず、一週間前に生徒に対して自作のプリントを用意して啓蒙活動を実施した（下のがそうです）。
だれにとっても読みやすく、目を通してもらえるように作ったつもりだが、どうか？当日は、何事もなく観察が行われるといいですね。
コマごとに載せてみました。読めますかね。
