妊婦さんの歯周病について | はしもと歯科医院のブログ

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広島市中区西川口町12-3

こんにちは

広島市中区の はしもと歯科医院の糀谷です

 

今月で今年も終わりです

一年ってあっという間ですよね・・・

 

さて今月は「妊婦さんの歯周病」についてのお話です

 

妊婦さんの歯周病の罹患率は、66~98%にのぼると言われています。

しかしながら、妊婦さん達の多くが、
「妊婦にとって歯肉の変化は普通のこと」と思って、
歯科受診する必要性をあまり感じていないとの報告があります。
「歯ぐきの腫れは妊娠中のマイナートラブルのひとつ」
として捉えられている側面があるようです。

 

健康な赤ちゃんを産むために、妊娠中は喫煙や飲酒はしてはダメ!
という認識の妊婦さんは多いかと思います。
しかし実は、喫煙・飲酒による割合よりもはるかに高い確率で、
歯周病にかかった妊婦はかかっていない妊婦に比べて
低体重児(未熟児)を出産する割合が高いという報告があるのです。
(歯周病によって、子宮の収縮や陣痛を促す物質が産生されるためです。)

そして歯周病治療をした妊婦は、しなかった場合に比べて低体重児出産のリスクが
約5分の1に減少するというデータもあります。
お口の健康を保つことが、お腹の赤ちゃんを守ることにつながります。

妊娠中の方もそうでない方も、定期検診で歯周病のチェックを行い、自分の歯ぐきの状態を知ることから始めましょう。