歯垢と歯石 | はしもと歯科医院のブログ

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広島市中区西川口町12-3

こんにちはニコニコ西川口町はしもと歯科の綿巻です


今回は歯垢と歯石についてです。


歯垢(プラーク)とは、食べカスではなく、細菌と代謝物のかたまりです


歯の表面に付着している、白色または黄白色のネバネバした物質で、1mgには1〜2億個以上の約600種類の細菌が存在していると言われています。


細菌は歯に付着しても、多くの場合は唾液で流されてしまいますが、唾液の流れが悪い場所に付着するとその場で増殖を始め、徐々に歯垢(プラーク)を形成するため、早めに取り除くことが重要です。


むし歯の原因菌である細菌(ミュータンス菌)は、歯に付着しやすく、強固な歯垢(プラーク)を形成します。




ミュータンス菌





歯の間、歯ぐき(歯肉)との境目などは、特に付着しやすいため、しっかりと歯磨きして除去しましょう。

デンタルフロスも併用すると、除去率が約1.5倍になると言われていますニコニコ



歯石とは歯垢(プラーク)が唾液のミネラル成分によって石灰化したもので、主に歯と歯ぐきの境目につく石のような硬いかたまりです。


歯垢(プラーク)が残ったまま放置すると、23日で石灰化し始め、やがて歯石へと変化し、除去しにくくなります。

歯石は表面がでこぼこしているので細菌がさらにつきやすく、むし歯、口臭、歯周病などのリスクを高めます。



歯石は下の前歯の裏側や上の奥歯の外側など、唾液腺の近くにある歯につきやすいです。歯石は一度付着すると歯ブラシでは落とすことはできません。


日頃からこの部分を意識しながら歯磨きし、歯石になる前の歯垢(プラーク)をしっかり除去しましょう。染め出し剤を使うと取り残しや、どの辺を気をつけて磨くといいかも確認できます。


もしも歯石がついてしまったら、歯科医院で専用の器具で早めに取り除いてもらいましょうニコニコ