初めまして!
はしもと歯科医院、副院長の橋本佳樹です!
この度、ブログの執筆という大命を仰せつかりまして…何を書こうか1週間悩みました(´・ω・`)
やっぱり歯医者さんとしては皆さんにむし歯の事をお伝えしたほうが良いのかな?
いやいや、歯周病も大事だしな〜と悩んでいたらあっという間に月日がたってしまい…
いつの間にか今年も花粉症の季節〜なんて朝のニュースで流れ出しましたね(*´ω`*)
そんなこんなで初めてブログに書くのは歯科と花粉症についてです!笑
正確には、歯科とスギ花粉症免疫療法です(;´∀`)
実は私も花粉症でして…流行の季節はズレているのですが毎年5月、GW頃は大変な思いをしております。
ですがここ数年症状はかなり緩和されており…というのも、2018年より販売開始された免疫療法をしているからなのだと思います。(もちろん個人差はあると思いますよ!)
この免疫療法で使う薬がタイトルにもある『シダキュア』なのです!( ・ิω・ิ)
花粉症にお悩みの方は一度は聞いたことがある名前かもしれませんね。
このシダキュア、スギ花粉の成分が含まれた錠剤を舌の裏に入れて、粘膜を通って早く血中に吸収される!というものなのですが…『数年間毎日』花粉が飛んでない季節も服用し続けて身体を慣らしていく必要があります。
さて、ここまでお読みになった方は「なんで歯医者が花粉症の薬の事、話しよるん(´・ω・`)?」とお思いになるでしょう。
このシダキュアですが、直接、血液に触れて体内に入ると強いアレルギー反応を起こすと考えられています。
歯科で言えば、お口の中に傷があったり、抜歯や歯周病の手術なとの後にシダキュアを服用するとアレルギー反応が出る可能性がある、ということですね。
特に奥歯の方…親知らずなどを抜歯した場合などは、そこでアレルギー反応が出て粘膜が膨れ、気道を塞いでしまう危険性があります。
大人と比べると子供の方が大きく膨れる危険性もあるので特に注意は必要です。
シダキュアの案内には口の中に傷や炎症があるとき、抜歯など口の中の手術や治療を行ったときには服用前に医師に相談してください、とあります。
シダキュアを使用中で抜歯などの血が出る処置を予定されてる方は一度、医師の先生に相談しておいて下さいね(´・ω・`)
そして、シダキュアなのですが歯科医師の中では知らない先生方も多いと思います。
2018年と近年使われ始めた薬ですので周知はまだまだ…しかも通年で服用するものなので花粉症の時期でなくても服用していて歯科医師側も「花粉症の薬、飲んでないですか?」と聞いて無い事も…
そのため、皆さんには薬局と歯科医院で必ずお薬手帳の提出をお願いします!٩(๑òωó๑)۶
いちいちお薬手帳…出すのは正直面倒…
その気持ち、凄く分かります!自分でもシダキュア処方される度、お薬手帳にシダキュアだけ増えていくの見て出さんでもいいかな〜なんて思ってしまう事あります(;´∀`)
ですが、何かあってからでは遅いです!
注意一瞬怪我一生の気持ちで必ず提出をお願いしますね( ・ิω・ิ)
それと、シダキュアは服用していても外科処置でなければリスクは無いですし、休薬も可能です。
服用しているから治療は辞めておこうとか、治療があるからシダキュア辞めておこうなどの判断はご自分ではしないようにしてくださいね!
必ず医師、歯科医師にご相談してください!
さて、最後になりますが…
シダキュアは危ないお薬ではありませんよ!
どんなお薬も大小、副作用やリスクはあります。
大切なのは正しく服用してリスクを最小限に抑えることです(´・ω・`)
それでは、初めてのブログで長くなってしまいました…
次はもっと簡単なものにしたいですね(*´ω`*)
では次のブログでお会いいたしましょう
(´・ω・`)ノシ