都知事選挙の話ではありません。大都市一極集中という方が良いかもしれません。

 

 今月は、大阪、札幌、金沢と勉強のために動きました。

 

 余裕のある時間に、友人、知人にも会ってきたのですが、事業経営の厳しさをまざまざと見せつけられたのと、話を聞けば聞くほどその疲弊度のきつさとでも言うのでしょうか、そんなことを感じました。

 

 何が?

 

 一番は、大都市でないと人手の確保がままならない現実。でした。

 

 上記の大都市は、従業員の確保はできているようです。そこから1時間から2時間の距離の中小企業の経営者にお会いしたのですが、創業世代から次世代か3代目にバトンタッチくらいの経営者の友人知人ですが、もう涙が出るくらいの苦悩を感じ取りました。

 

 人手が足りない。従業員の高齢化、若返りが進められない。そのことによる経営状況の悪化。その苦悩は半端ではありませんでした。

 

 もちろん、経営者の実力、手腕によるところが大きいのだとは思いますが、聞けば聞くほど、事業を経営する、事業を存続させるというのは大変だなあと思いました。

 

 とにかく、大都市に人が張り付いて、見向きもしてくれない。一度リタイヤした人でも雇わないと間に合わない。ということでした。

 

 私の仕事の領域ではありませんが、若年世代の絶対数が減って、人手不足になることは明白ではあったのですが、すでにそういう事態が発生していることにある意味衝撃でした。

 

 同時に、都市部では人を採用できても、その教育が思うように進まない。

 

 そういう実態があるようです。

 

 人の「内面の教育」。それができていないと、今度は簡単に転職などをしてしまう。結局は、十分な利益を出して、それら(採用事務、人材育成)に資金を回せる企業だけが勝ち残っていけるという感じです。

 

 そういう現実をしっかりと押さえながら、行政の行う施策に反映させていくべきだと改めて感じながらも反省をしたところです。

 

 まあ、このお出かけは、実は本日行われる健康福祉委員会の「旅館業法施行令の一部を改正する政令」に伴い条例改正なぜやらん?のためのものでした。

 

 まあ、大変ですよね。

 

 昨晩も、別業界からヒヤリングしましたが、業界が利益相反だからこそ、国の改正等に粛々と合わせていくべきだと強く感じているのです。

 

 それを独自の理論を展開したら、否、するのならそれなりの覚悟と、ビジョンを持って臨むべきでしょう。