さて今回は、第1 基本的な考え方のうち、「 2 地方行政体制のあり方」の部分を読んでみましょう。

 

 「とりわけ、地方圏において、早くから人口減少問題と向き合ってきた市町村は、中山間地や離島等の条件不利地域を中心に、すでに厳しい現状に直面しており、行政サービスの持続可能な提供を確保することが喫緊の課題であると言える。」と記述されています。

 

 そうです。船橋のの~んびり、ゆ~っくりと違って、地方の都市では、大きかろうが小さかろうが真剣に、真摯に、必死に「早くから人口減少問題と向き合ってきた」のです。

 

 私が議長の時に議長会で多くの議長と話した中で、政令指定都市といえども、中核市といえども、漫然としていられない状況で、まさに必死でした。

 

 それに比べて、我が市は...。(笑)。

 

 次に「地方分権が進展する中で自らの創意工夫により、自主的に行政サービスを提供する必要がある」とあります。(笑)。

 

 私も議員生活が長いですから、いろいろな課長さんとお話をしますが、あ~自らの創意工夫により、自主的に行政サービスを提供する気持ちがあるなあと思うのは、政策企画のみなさんと話をするときです。

 

 それ以外の方々と、「こういう風に創意工夫しているんですよ。」とか、「こういう工夫をしたいんですよ。」って聞いたことがありません。

 

 あっ、いたいたもう一つある部は、もう必死に、闇雲にという言葉が相応しいかもしれませんが、対議会の創意工夫に必死なところもあります。

 

 事業的には目新しい創意工夫はないのですが、議会対策のそういう工夫は目を見張るものがあります。

 

 あ~あ~、もう一つ部長さんが孤軍奮闘で、対議会の創意工夫をしているところがありますね。ご同情申し上げます。

 

 さて話を戻しましょう。その創意工夫のためにはこういうことですよ。と。

 

 「そのためには、ICTの活用等、社会経済の変化を踏まえた対応が求められる。」

 

 ま~た出ました。ICTの活用。その対極にあるのが船橋市。ICT活用禁止令が出ているのか?と思うくらい。

 

 その後には、こう記されています。

 

 「さらに、市町村は、人口減少の進行を踏まえると、行政サービスの持続可能な提供を行うためには、自らの業務の見直しだけでなく、更なる工夫が求められる。」と至極当然の記述といえば記述ですが...。

 

 簡単に言うとICTをしっかり導入して、効率良い、持続可能な仕事をしてください。そういう仕事スタイルに大きな変革を加えてください。ということですね。

 

 頑張っていただきたいものです。