前回のブログでも書いた、議会の審議日程について更に考えてみたいと思います。実は、今回の定例会前にちょっとしたアクシデントがありました。
2月21日の健康福祉委員会です。その際のブログです。
http://ameblo.jp/hasegawamasaru/entry-11779134388.html

第1回定例会は年間の予算を決める非常に大切な議会です。船橋市は今回の予算は一般会計で約1,900億円を計上しました。それが、日頃から議会で頻繁に「議論」されている事案等の予算が、議論内容通りに計上されているのであれば何ら問題はありません。しかし、なんの前触れも無く「唐突」に、本当に「突然」に、初めて聞く予算が計上されているケースが多々あります。というか、それがほとんどです。更には、前年度の決算を認定する「決算委員会」の指摘などがあるのですが、それらを反映したか否かもわからないような、予算が計上されたりします。
そういう執行機関の上げてきた予算ですから「信用ならない」のです。形だけは、厳しい財政課の査定をくぐり抜け、最後の市長の決裁までいくのですから、「それはそれはきちんとした予算」と思うのが普通です。

しかし、我が船橋市はもはやその部分に関しては「機能停止」、「機能不全」と言っても過言ではないでしょう。よく人間の身体のことで「多臓器不全」って言葉が使われますが、まさにその状態。

それなのに、「盲目的」に「追従する」ような議員が存在することに驚きを禁じ得ませんが、そういうオバカ議員は置いておいて、なんとかして行かなければ議会としての権能を疑わざるを得ない状況になってしまいます。

そこで、前述のブログにも書きましたが、予算は「予算案」という議案になる前の8月から作業に入るわけですから、8月から適宜、その事業の説明をしていれば良いと思うのです。所管の委員会にでも、助けてもらえそうな会派にでも。或は新規に事業を行うとしたら、尚のことを議会の委員会、会派、個別の議員などにしっかりと「固めていく過程」でむしろ「議論」をすべきなのです。国会を見習えば良いのです。国会というところはそれらのシステムが完璧とは言いませんが、かなり効率的、効果的な政策立案、形成システムが確立されています。これまた以前のブログで何回か書いてきましたが、一時、民主党政権時に「政治主導」などと言って、我が国の国民生活そのものを停滞させましたが、今は、再び自公政権となりそのシステムで動いております。

「族議員」なんて言葉が聞こえるようになって久しいのですが、自民党には、国会の委員会とは別に、党の中に「政務調査会」という部会・調査会をつくっています。衆参両院の議員が、それぞれ得意分野、専門分野に特化して、部会や調査会に所属して、国の政策に深堀をして行きます。そして、それらの直接的な関係業界団体、或は間接的な業界団体などとも密接に関係して表の事情、裏の事情言ってみれば清濁合わせ飲みながら、良いところでの「塩梅」で、政策決定をしていきます。そこがまさに「数」の論理です。数を制していれば「白」も「黒」になりますし、「黒」が「赤」にもなるのです。しかしながら、そこは国会としての品位、品格をもって、先進国としてのプライドも併せ持って、「塩梅」が決まっていくのです。

しかも、我が国の根幹でもある民族性として何事も「性善説」で考える文化を永年にわたって育んできました。

それらも勘案して「塩梅」を決めて行くと言う、他国には無い政策形成だと思います。

そして話は脱線しましたが、自公政権では、政府が政策を練り上げて行く段階で予算も含めてですが、毎日のように霞ヶ関の職員の方々が、各党本部のそれぞれの政調担当と接触し、議員会館の議員の部屋で個別に議員とも議論し、各党本部におけるそれぞれの部会・調査会で多くの議員に対して説明をするという「然るべき手順」を踏んで、裏で、表で、政策を磨き上げていきます。船橋市役所においてもそれと同じようにやれば良いだけなのです。なんでやらないのか?それが全く理解できませんね。

これまた以前にも書いたのですが、船橋市議会議員50人は、選挙で概ね2千人以上の「票」を獲得してきたんです。「良い人」なんですよね。支持者にとっては。そこを最大限尊重することと、そこへの「敬意」が無きゃいかんのです。そして、「なんとかもおだてりゃ木に登る」ってなことで、もうね、「先生!先生!」ってもみ手で近寄って行きゃ良いわけですよ。”That’s all”なんですよね~。