さて、視察の2日目は2自治体の視察でした。と申しましても、厳格に申し上げますと2日目午前の視察は、「京都地域包括ケア推進機構」という京都府知事の肝いりで構成、設置された任意の団体です。

WebSiteをご覧ください。
http://www.kyoto-houkatucare.org

まずは、組織図をご覧いただきたいのです。
http://www.kyoto-houkatucare.org/organization/

この組織図をご覧いただくとわかると思いますが、代表幹事の顔ぶれを見るだけでもその思いがしっかりと伝わるものです。

ご説明をいただく中で、よくでてきた言葉が「オール京都体制」という言葉でした。この、厚生労働省が推奨、推進する「地域包括ケアシステム 」ですが、そのすべてを構築しているというのではなく、「京都式」を言っているように、全体システムのあるパートを重点的に構築し、今後の肉付けによって完成形にもっていくものと思われます。

どうも伺ったお話によると、準備、助走期間があって、知事が積極研究して選挙公約とし、トップダウンで花開かせた感じです。花開かせたというと語弊があって、まだ始まったばかりですが、その核となる体制や事業プロジェクトが動き始めています。それでも感覚的に申し上げると、10年かけて完成形かなと思います。

そういう意味では、船橋は間に合わんぞ。どうする。って感じです。ただ、私たち健康福祉委員会はこのテーマに関してはほとんどの委員がある程度の知識の蓄積ができていて、執行機関と一緒になってこの問題を前向きに進めていくことができそうな気配があります。

あとは市長の腹のくくり方と、担当部局が一丸となって邁進していくパワーでしょうね~。まさにこの山田知事の役割を藤代市長に担っていただいて、徹底的にコミットして、引っ張っていっていただきたいものです。

この「京都式地域包括ケアシステム」は、美しい仕上がりだと思います。このWebSiteを見ても、とにかく形は美しいのです。もちろんこれに実態が伴っていき、問題点の抽出が行われ、どんどんと磨き上げられ、次のステップ、そのまた次のステップと段階を重ねて進化し続けていくものだと思います。それほどまでに素晴らしいスタートを切っているものだと思います。

私は、今回の視察を行って感じたのは、藤代市長のバックグランドをかんがみたときに、この山田知事と同様に、「船橋式地域包括ケアシステム」を牽引していってくれるものだと確信をいたしました。