「自分自身」という、思考の世界、ロジックの世界から、

「本能くん」というほぼ全て無意識世界に属する別人格にアクセスをとる方法が、

 

自分の動作を観察する、

という、自己観察の技法である。

 

 

という話を前回いたしました。

 

 

 

 

このことを体系化して、

流行らせたのが、フェルデンクライスで、

フェルデンクライスの方法論は、

まさに、

「思考が、本能に語りかける技法」と言うことができるでしょう。

 

 

 

 

その自己観察を日常の動作で繰り返し行うことで、

思考と本能のコンタクトが確立していきますが、

 

その土台になるのが、「骨盤の角度を知ること」である。

という話をいたしました。

 

 

 

なぜ、骨盤の「角度」なのか、

と、申しますと、

骨盤の角度がわかると言うことは、

股関節の緊張の度合いもわかるということで、

同時に背骨の始まる角度もわかることだからです。

 

この角度がわかるためには、

まず、椅子に座った状態で、坐骨の位置を確認する必要があります。

 

坐骨は、椅子に座った場合に、2点に体重がかかっている場所ですので、

確認すれば容易にその場所を「感じ取る」ことができます。

 

 

 

 

そして、脇に手をやって、ベルトの辺りを探ると、

硬い骨が感じられますが、

それが寛骨です。

 

(上の図を参照してください)

 

 

この坐骨と寛骨の位置というのは、自分で感じ取ることが容易ですから、

 

この場所をその都度確認すれば、

次第に、正確に自分の骨盤全体の角度がどうなっているのかがわかるようになってきます。

 

 

 

骨盤は、左右に非常に大きく振れることが出来まして、

普段とっている姿勢のレパートリーで、

かなり多くの時間、骨盤を「斜めに」した状態にいることが確認できると思います。

 

 

骨盤は、前後にも旋回させることができますが、

普通は、この角度を自由にかえることはあまりできません。

人、それぞれの姿勢のレパートリーによって、

いつでも骨盤の前後の角度は、だいたい決まっております。

 

 

 

 

さて、まずは、坐骨と、寛骨の位置を確認しながら、

骨盤全体の位置を日常生活の中で、頻繁に確認し、

その時にとっている角度を想像すれば十分ですが、

 

 

 

 

そのことによって何がわかってくるかと申しますと、

仙骨の位置と、その感覚がだんだんにわかってくるのです。

 

 

 

仙骨の感覚が鋭くなって、

そこを踏ん張ることがわかると、

喉の位置が自然に定まるのがわかるのですが、

 

 

そのことによって、当然、歌唱する場合の声も、

非常に安定していきます。

 

 

 

 

あまり、多くのことを一気に書きすぎると混乱する可能性がありますので、

今日はこの辺にすることにいたします。

 

 

 

本能とのコミュニケーションの技法、

自己観察の第一歩は、坐骨と寛骨の位置の頻繁な確認だ

というのが今日の内容でした。

 

 

 

またよろしくお願いいたします。