黒板五郎こと田中邦衛さんがお亡くなりになりました。私が小学校5年生の時に、北の国から、が放映開始になり、同じ年齢の純くんと自分をシンクロさせながら、ドラマに 釘付けとなりました。
言葉を発せず、行動のみで父親を示す、邦衛さんの演技に、 心を打たれました 。大学進学を北海道に決めたのも、北の国からの影響を受けた結果でした。一度だけ田中邦衛さんにお会いする機会を得ました。倉本聰先生のご紹介で、よさこいソーランの審査員にお越しを頂きました。お祭りの翌朝、ご挨拶にホテルアーサーに行くと、人目を憚らず、エレベーターの前を落ち着かないご様子で、行ったり来たりされている邦衛さんをお見かけしました。邦衛さんは、朝早く出発される予定の倉本聰先生をお見送りするためにずっとエレベーターの前でお待ちされていたのです。
その後、倉本先生と合流され、珈琲を召し上がるかとお聞きしますと、邦衛さん独特の口調で、バーボンください!と仰られたのを今も鮮明に覚えています。勿論冗談でありましたが、改めて人を喜ばせ、楽しませるご愛嬌とエレベーター前の誠実さがにじみでるご対応に感激いたしました。改めてご冥福をお祈りいたします。合掌