8月6日 広島原爆投下 あれから72年
1時27分、Mk-1核爆弾リトルボーイを搭載したエノラ・ゲイがタキシングを開始し、そして1時45分にA滑走路の端から離陸した。
搭乗員たちは爆弾の正体が何であれ、命令に従う。それが軍人だ。
6時30分、兵器担当兼作戦指揮官ウィリアム・S・パーソンズ海軍大佐、兵器担当補佐モーリス・ジェプソン陸軍中尉、爆撃手トーマス・フィアビー陸軍少佐らが爆弾倉に入り、リトルボーイの起爆装置から緑色の安全プラグを抜き、赤色の点火プラグを装填した。
四国上空で、日本軍局地戦闘機がエノラ・ゲイに射撃攻撃を行ったが、撃墜できなかった。
そして・・・・運命・・・・
8時15分17秒、原爆リトルボーイが自動投下された。
上空600メートルで強烈な閃光を伴って、炸裂した。
爆発に伴って熱線と放射線、周囲の大気は瞬間的に膨張して、強烈な爆風と衝撃波を巻き起こした。
その爆風の風速は音速を超えた。爆発の光線と衝撃波から広島の街は一瞬に廃墟と化した・・・・・
そして、十数万人も多くの人々の命の一瞬に奪った。
人類の歴史上初めて核兵器が使用された。
今日はその日。
約14万人が死亡したとされる広島原爆。広島市が現在も続ける「原爆被爆者動態調査事業」は、名前を確認でき死者数は約8万8千人弱。
戦後72年がたった今なお約5万人は名前も分かっていない・・・・
犠牲者の方々のご冥福をお祈りします。