こんばんは!ハービーです

ニコニコ飛び出すハート



前回、遠距離恋愛中の彼が

元カノと連絡を取っていると判明し

「別れよう」

と告げた夜からの続きです!






最初から読む方はコチラ↓








プリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンプリン



「別れよう」と告げたところ




「え……待ってよ」

と、言葉に詰まる彼。




「遠距離恋愛ってさ、お互いそばにいられない分、普通よりもっと信頼関係が大切だと思うんだよね。

影でこそこそ元カノと連絡取られたりするの、私やだし。もう信じられないから。無理。」




「もう二度と連絡しないから!今目の前で連絡先消すから!」




「言い訳に聞こえるかもしれないけど、転勤して来て、近くに友達もいないし毎日孤独で…ハービーしかいないのに、ハービーにも話聞いてもらえなくて辛かったんだよ。本当にごめん」








うむ。 

完全に言い訳である凝視スンッ。








友達いなくて淋しいなら、友達に連絡しやがれオエー

なんでよりにもよって元カノチョイスなんだw

言い訳に聞こえるかも…って、

言い訳以外の何者でもないだろ、ぶつぞ!真顔





疲れ果てていたので、その後彼が

なんか色々言ってたが

「%※a8+€><|]%**€$?~」

↑もはや眠すぎて何言ってたか聞き取れてない魂が抜ける




とりあえず寝ることにしたふとん1ふとん3スヤッ。





そして、朝一の新幹線で、

私は都内へ帰ったのである。






明朝、新幹線乗り場までついてきた彼は




「本当に帰るの?もう一回話し合おうよ!

本当に悪かったと思ってるから!!」




もはや顔面蒼白で今にも泣きそうな顔をして訴えてくるが、私の心は決まっていた。







武士に二言はないのじゃ凝視







若かりし頃の自分だったら許したと思う。

しかし、だ。

20代半ばで仕事もバリバリやっている自分に、信頼感の無い相手と遠距離で関係性を維持、かつ発展させる暇も気力も無いのである。

好きだからこそ、相手への誠意ある姿勢が大切なのだ。

言葉ではなんとでも言える。

態度や行動で示さなければ、真の誠意は伝わらないのである物申す





また、好きだから、とズルズル付き合ってはならない。

これは、10代〜20代前半までダメンズ達と付き合い尽くした私の悲しき経験則である魂が抜ける






振り返るな。

前だけ見てゆくのじゃカブト





新幹線のドアが閉まり、自宅へと走り出す。

彼からメールが届くが、読まずに携帯をしまった。





次の日は日曜日だった。

朝起きると大量のメールと着信があった。

複雑な気持ちでメールを見ると






「お願いメール見て。今、外にいるから」



 



???




外にいる?






窓の外を見ると、







本当にいた。ひらめき







何やら紙を持って立っている。

一体いつからいたのだ?!

地元カップルのやる、

「淋しい会いたいえーん

「外見てみろよニヤリ

が、出来る距離感ではないはずだ。




とりあえず窓から二度見して本人であることを確認し、慌てふためきながら部屋に呼び入れ話を聞くことにした。




玄関に入るや否や、

彼は手に持っていた紙を私に渡して来た。





「昨日ハービーが帰ったあと、絶対に別れたくなくて、どうやったらもう一度信じてもらえるか考えた。俺バカだからこれしか思いつかなくて…

受け取って欲しい。俺、本気だから!」






渡された紙をそっと開くと、それはなんと、







婚姻届…!!ひらめきうひょー





一体どうしたのだ!?

何が起こった!?

流石の武士も冷静さが保てないではないか!





「プロポーズは改めてさせて欲しい。

ただ、俺の気持ちは本物だってわかって欲しい。

もう一回チャンスをください」








100点である。

(何が!?ひらめき






私の中の武士が刀を置いた。

そして、私の中の吉田沙織が婚姻届というトロフィーを受け取ったのである🏆







一夜にして私はチャンピオンになった。






だが、油断は禁物だ。

まだ婚姻届という名の無料でもらえる紙をもらっただけだからな。

これは、紙だ。国が配っている無料の紙なのだ。






落ち着け沙織。

勝負はまだ終わってない!




「気持ちはわかった。ありがと。

ただ、これだけじゃまだ信用しきれな…」




「来週うちの両親に会って欲しい!近い将来結婚するって紹介させて欲しい!」








100点である。

ひらめきイイヨイイヨー!






私の中の沙織が、私の中の武士に肩車をされガッツポーズを決めた瞬間、




「よろこんでー!!!」


と、牛角ばりに気合の入った喜んでをかまして婚姻届をにぎりしめてしまった。




プリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンプリン



そんなこんなで私たちは、あれよあれよとお互いの両親に紹介しあい、晴れて婚約者となったのだった。




〜遠距離恋愛編〜(完)