こんばんは、ハービーです
前回、遠距離恋愛中の彼の家に泊まった時に
夜中まさかの元カノから連絡がきて
恋愛の決勝戦が始まった所からの続きです〜
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夜中に鳴り響く元カノからの着信。
「電話なってるよ?…M(女子の名前)って誰?出ないの?」
「…元カノ」
「なんで元カノから着信があるの?」
「この間、仕事でうまくいかなかった日
ハービーに電話したけど忙しそうであんまり話聞いてくれなかったから、誰かに優しくされたくて自分からかけた。電話したのは2回だけ」
ほう?
この男、何を言っておるのじゃ?
死んだ魚のような目をしながらサクサク自供してくるではないか。
「本当に電話しただけ。会ったりしてない」
彼曰く、私との合コンの日はまだ元カノと付き合っていたらしく。
私に一目惚れをしたから次の日に別れたと。
自分から振った相手だし、すごく好かれてるのがわかってたから、電話しても優しくしてもらえるだろうと思ってかけたと。
ほう?(2回目)
この男、空気感に耐えられなくなって
一目惚れしたから、本気で好きだから次の日別れたんだ!と、まるで私が大切だからここまでしたんだ!的な感じで、
聞いてもいない過去についても自供しだしたではないか。
さて、話は変わるが、
私はこの時期、人生で1番仕事が忙しかったのである。
通常業務に加え、対外的に発表するプレゼン資料や論文作成、加えて休日は勉強会など、信じられないくらい多忙で、正直あまり記憶がないくらい
確かに、彼との電話中に寝落ちしたりして
あまりちゃんと話を聞いていなかったふしはある。
そこは私の落ち度があったかもしれない。
しかし、だ。
仕事が忙しかったり上手くいかなかったりはお互い様なのである。
なんなら私がそれ位働いていたからこそ、
同年代女子より多めのお給料がもらえていた
=高い交通費を払って彼に会いにいけた
=遠距離恋愛を続けられたのである。
お金がなかったら会う頻度を減らすか、毎回彼が交通費を負担しなければならなかったはずだ。
彼にばかり経済的負担を負わせずフェアに付き合いたかったからこその、私なりの誠意である。
そして、
そんな多忙な合間をぬって
金曜日の終電で片道4時間かかる彼の家へ遠路はるばる会いにきて、
この事件である
おわかりいただけるだろうか、この気持ち。
おぬし、
図ったな?
世直し世直し!であえであえー
金曜日に片道4時間かけて来た疲れもあったのだろう。
懸命に弁解をしてくる彼を横目に
悟りを開いたかのように鎮まる心。
私の中に突如産まれし武士が、
私の中の人類最強の結婚ハンター吉田沙織を
冷静に一太刀してこう呟いた。
「わかった。
別れよう」
…いさぎがよすぎる
つづく
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