2020年2月中旬、埼玉県上尾市の北西酒造さんへ訪問してきました。
上尾駅にほど近く、旧中山道沿いにあります。
現在は、趣を感じさせる昔ながらの酒蔵のイメージではなく、近代的でスタイリッシュな酒蔵です。
北西酒造さんは「文楽」をメインブランドとして、大量生産型の酒造りにより埼玉県を中心に拡販してきました。
ただ、数年前に現社長に代替わりしたのを機に、「量より質」の酒造りに切り替え、格段に酒質レベルが上がっています。
酒蔵の作業場はとても清潔で、掃除が徹底しておりチリ一つ落ちていません。
2階が造り場で、1階が貯蔵と瓶詰場になっており、とても作業しやすそうです。
温度管理にも注意を払い、旨味ありつつも綺麗な酒質が醸されています。
春山酒店では2019年12月よりお取引をさせていただいておりますが、実際に品の良い吟醸香と、滑らかな口当たりでとても美味しいお酒です。
北西社長は酒造りの情熱と同時に冷静に市場を視点を持った聡明な人で、こだわりの酒造りに本気で取り組んでいることが伝わってきました。
「文楽」が変わります。
今後の「文楽」がとても楽しみです。
【清潔な作業場】
【アルミ張りの麹室】
【麹米①】
【麹米②】
【酒母室】
【仕込】
【もろみ】
【薮田式】
【空調設備が完備された貯蔵庫】
【蔵の裏手にある井戸水】
【井戸水】