先日、こどもの日スペシャルということで
「ヒット商品開発研究所」という子供向けマネー
イベントを行いました。
初のZOOM開催でしたが、トラブルもなく無事に終了。
どんな内容だったのか自分の備忘録としてブログに残したいと思います。
定員ちょうどの5人の子供たちが参加してくれました。
下は小学校2年生から上は6年生まで。
時間は90分(80分予定でしたが全く終わらない)で途中10分の休憩をはさみました。
「景気」というキーワードを学び、(ここはペープサートを使って寸劇)
景気を良くするために人が買いたくなる!買ってうれしくなる!役に立つ!商品を開発しよう!というコンセプト。
それから子供たち5人でそれぞれの役割を担って、会社を作ります
(社長・広報部長・開発部長・営業部長・製造部長)
ちなみに今回はケーキ屋さんになり商品開発をするという流れ。
まずは誰がどの役割をするかを決めます。
本来、子供たち主導で色々なことを決定してもらいたいのですが、
知らないお友達同士で、遠慮や緊張もありむつかしい。
製造部長は絵を描いてもらうのですが大人気でじゃんけん。
そして、よくわからないうちに最年少の2年生が社長に!(笑)
あとは、会社名を決め、その会社名に込める想いなども考えてもらいます。
次に商品開発ということで、ケーキは「子供の日」というお題をつけておきました。
で、ここから「誰に売るのか」「どんなところで売るのか?」「値段は?」などを考えます。
オリジナル性をもたせるために、
こいのぼりの形をしたスポンジの上にクッキーを乗せる
しかも、それを4色(こいのぼりの色で赤=イチゴ味、青=ソーダ味、緑=抹茶味、黒=チョコレート)でお客さんが選べるようにする!
(↑選択できるほうが楽しみがあるというのももちろんですが、アレルギーがあるひともいるから選べるようにしたほうがいいという意見)
あとは、こどもの日なのでなんとか柏餅をプレゼントしちゃう!
出来上がった商品を販売前に市場調査をしてみようということで、
周りの兄弟や親に意見を聞いてもらってきて、それをまとめる。
この辺りは6年生がうまくまとめてくれていました。
本当は値段の付け方(現価・売上・経費など)やマーケティングなども詳しくやりたかったのですが、それはまた次回に!
オンラインだとなかなかコミュニケーションがとりにくく、まとめるのに苦労します。
また、子供たちの意見を汲み取るのもなかなかむつかしい。
色々な意見があり、自分の意見が通ると嬉しいけど、せっかく意見を出したのに採用されないとがっかりすることもある。
それが理由で自分の意見を出さなくなっちゃったらすごく残念だからうまく取り入れてあげたい。
会社(社会)って自分の意見が通らないことのほうが多いけど、このイベントでそれを学ばせるのもまだ早いかななんて思ってみたり。(せっかく楽しいイベントにしたいのに)
そんな中でも、たくさんの意見を出してくれて、本当に商品を作りたくなっちゃいました。
最後は一人ずつ自分の役割に応じて発表をしてもらいます。
社長もとても堂々としていて小学校2年生とは思えないくらい。
それぞれ自分の言葉できちんと伝えてくれました。
下記は、参加してくださった方の感想です。
《こども》
楽しかったです。学校と違って意見を言うのが難しかった。
自分以外の人の、色々な考えが聞けたり話し合えたりすることが楽しかった。
自分では思い浮かばないアイデアがあって、またやりたいと思った。
お姉さんたちに意見を言うのは緊張したけど、楽しかった。
《おとな》
コロナ休校中にこうした参加型の講座はありがたかったです。
子どもも久しぶりにお友達と意見交換ができて楽しかったようです。
短い時間の中で、商品開発から販売戦略までのプロセスをギュッと凝縮して体験させてもらえ、息子にとってよい体験になりました。 ありがとうございました。 皆んなでアイディアを出し合うのに、初めは恐る恐るな様子の子どもたちでしたが、高木さんの上手な進行のお陰で、アイディアがまとまりきれなくなる程出てきました。 盛りだくさんなケーキ構想に広がりを見せていて、隣で見守りながら、最後はどうなるのかとヒヤヒヤしました(笑) 初めまして、のお友達だからこそ子どもなりに相手への忖度もありながら、最後は一つの方向性や結果にまとめていくために、互いの意見を許容し合う経験も、今日の学びであったと感じました。 これからの人生において、切っても切れないお金のやりくりや仕組みを知ることを、子どもだから、とタブーや後手にしないで、年相応に勉強して、自分にとって後悔のない有意義な使い方ができる力を身につけて欲しいと願っています。
息子はzoomは初体験だったので、これから始まるかもしれないオンライン授業のいい体験が出来たと思います。親も学校との違い、メリットデメリットを体験する事が出来るいい機会でした。 また、学年の違う子達との意見交換もあまりない経験だと思うので良かったと思います。
大人になってから"売る側"にまわることが多いけれど、子どものうちからもそう言った視点で物事をみることで、視野が広がると思った。
参加してくださった皆様、ありがとうございました!
ファイナンシャル・プランナー 高木典子