ソフトバンクグループの劣後債(※)の格付けが2段階(Ba1→Ba3)下げられました。

 

格付けとはは、会社が債券を発行するときに格付け会社に依頼してつけてもらいます。

格付け会社はいくつかありますが

今回はムーディーズというところで、

一番良いのがAaa順にAa、A、Baa、Ba、B、Caa、Ca、Cとなりそこに1,2,3という数字を加えています。

ちなみにBa以下は投機的債券(ジャンク債なんて呼ばれたり)とみなされ

デフォルト(決められた利息が払えない、満期にお金が返せないなど)が起こる可能性が高い。

一般に格付けが高ければ金利は低く、格付けが低ければ金利は高いです。

返ってこなくなる可能性が高いものは金利を高くしないと買ってもらえないから当たり前なのですが。

ここ数年の低金利の中、少しでも高い金利を求めて劣後債(※)が人気でした。

しかし、今のような状況になると格付けが引き下げられたり、デフォルト(金利がストップ、償還が延長される)など

色々と問題が出てくる可能性はあります。

発行するときにつけられた格付けが途中で変更になると債券価格が下がるというリスクもあります。

 

そういったことをきちんと説明を受けて購入されているとは思いますが、

リターンがあるものにはリスクがあることを常に意識してほしいですね。

 

 

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※劣後債とは・・・会社が倒産した時など、資産を精算して債権者に返済をしますが、その返済がくる順番が普通の債券に比べて遅い債券です。倒産したときは、返済が遅いというより、まあほぼ返ってこないでしょう。。。