皆様。こんにちは。
福岡県粕屋郡志免町、ルミエール横にあります、はる歯科クリニック院長の
梯(かけはし)です。

今回はむし歯や歯周病の予防の常識・非常識について、常識2をお伝えします。

常識2
×歯周ポケットは、歯ブラシできれいにみがける。

〇歯ブラシだけでは落としきれない汚れがあります。

歯ぐきの溝のなかはプラーク(細菌のかたまり)がたまりやすい場所で、たまったプラークは歯周病の原因になります。そのため、この部分を歯ブラシで注意してみがいているかたも多いことでしょう。



ですが、歯ブラシでは溝のなかのプラークは完全には取り切れません。しかも、無理に溝のなかにブラシの毛先を入れてみがくことを続けると、歯ぐきが傷ついて痩せ、むし歯になりやすい歯の根面が露出してしまいます。


          
出典:nico/2020年7月号

この写真は62歳の女性の歯の写真です。
歯はピカピカですが、無理に溝のなかにブラシを入れる歯みがきを続けていたため、歯ぐきが下がり根面が露出しています。
しかも、根面はエナメル質がなくむし歯になりやすいので、気をつけてください。

歯ぐきを傷つけずにきれいにプラークを取り除くみがきかたを、歯科医院で教えてもらいましょう。歯ぐきの深い溝や歯周ポケットのなかの掃除も歯科医院にお任せください。

歯と歯のあいだをデンタルフロスや歯間ブラシでみがくことと、むし歯予防のためにフッ素入り歯みがき剤を使うこともお忘れなく。

次回は、常識3についてお話しします。


 

 

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