私は去年の6月半ばに断薬したので、もうすぐ断薬9ヶ月になります。
思えば、不調を治したくて通ったはずの心療内科でもらった、治るはずの薬…気がつけばそのせいでボロボロになり、多量の薬を抜いたら凄まじい離脱症状に襲われ、たくさんの時間を消耗してしまいました。
後悔してもしきれず、また後悔したところで何も戻ってこないので、今正常に戻りつつある心身をありがたく思って過ごしていきたいと思います。
断薬9ヶ月を迎えて、後遺症とも呼ぶべきしつこい反跳性不眠は5段階で3~4くらいまで回復しました。
これは本当に嬉しく、アシュトンマニュアルにあるようにベンゾジアゼピン離脱時の不眠は半年~1年で回復するという目安は正しいのかもしれないと思ってきました。
けれど、ゆり戻しが来るととたんに眠れなくなり、不安感が強くなり、もろもろの症状がぶり返すので活動が低下して良くなったという自信が揺らいでしまいます。
消えたと思っていた入眠時ミオクローヌスなども、時たま思い出したように顔を出すので怖いです。
と言うものの、ここ最近は大きなゆり戻しの波は一ヶ月に一度くらい、精神的ショックや気温の変化などが引き金となって4.5日不調が続いた後、元に戻るといった感じです。離脱の波が来るまでのインターバルは確実に長くなっており、そのうちこの不可解な不調の波も小さくなってやがては消えてしまうと思っています。
普段は買い物や用事で外出するのも問題なく出来ていて、家事をしてもそう疲れは感じなくなり、集中力や認知力も断薬直後より格段に回復して読書や調べものも普通に出来るようになりました。
これからどう社会参加を増やして、社会復帰していくか…それが本当に大きな課題ですが、焦らず体調を安定させながら考えていきたいと思います。
うつの治療から始まって、精神薬でめちゃめちゃになってしまった、いや、服薬することで自ら壊してしまった体や脳、心、そして人生を回復するのにはとても長い時間とパワーがいりそうです。
ですが、生きている限りやり直すチャンスはありますよね。きっと、きっと。