明日は世界糖尿病デーという記念日です。

先週は、国民の大半が糖尿病になってしまったナウルの話を書きましたが、今回は国内のお話を書きたいと思います。

最近知ったニュースですが、1型糖尿病の方の障害者年金が突然打ち切られてしまい、患者さんたちが国を相手取り提訴したという話があります。

真意のほどはわかりませんが、どうして1型の患者さんの障害者年金を打ち切ったのでしょう…

やはり糖尿病=生活習慣病というイメージが先行してしまい、病気になったのは自己責任だとでも言いたいのでしょうか。

生活習慣病はむしろ2型の方なんだけどね。

ただ、1型でも2型でも、、年金自体は糖尿病に対して出されるものではなく、一定以上の障害に対して出されるものです。

腎不全で透析を受けている方に対して、慢性腎炎やネフローゼには出すけど、糖尿病性腎症には出さない。

労災や交通事故等での四肢切断患者には出すけど、糖尿病性末梢神経障害による切断患者には出さない。

同じくらいの視力でも、未熟児網膜症には出すけど糖尿病網膜症には出さない。

といった具合に、糖尿病患者さんの新規の年金受給について、1型、2型問わず審査が厳しくなってきています。