読書はワリと好きで常日頃本は読んでます
なぜか世間に流行った時よりワンテンポ遅れて読んでる事が多いです。
2冊や3冊全く別の本を平行して読む事が多くて一冊は小説。
一冊はビジネス書系統。もう一冊読むとしても趣味やファッション詩とか…
まぁ気分によって読みわけるわけです。
ちなみに今読んでる小説は『ノルウェイの森』。
小説の中でなるほどと思った内容を少し抜粋。
少しひねくれた女の子にピアノを教えた経験から登場人物が語るシーンなんですが。
『惜しいなあと思ったわよ。
小さい頃から良い先生についてきちんとした訓練受けてたら良いところまでいってたのになぁってね。
でもそれは違うのよ。
結局のところその子はきちんとした訓練に耐えることできない子なのよ。
世の中にはそういう人っているのよ。
素晴しい才能に恵まれながら、それを体系化するための努力ができないで、才能を細かくまきちらして終わってしまう人たちがね。
私も何人かそういう人たちを見てきたわ。
最初はとにかくもう凄いって思うの。
たとえばものすごい難曲を楽譜の初見でバァーッて弾いちゃう人がいるわけよ。
それもけっこううまくね。見てる方は圧倒されちゃうわよね。
私なんかとてもとてもかなわないってね。
でもそれだけなのよ。
彼らはそこから先には行けないわけ。
何故行けないか?
行く努力をしないからよ。
努力する訓練を叩きこまれていないからよ。
下手に才能があって小さい頃から努力しなくてもけっこう上手くやれてみんなが凄い凄いって誉めてくれるものだから、努力なんてものが下らなく見えちゃうのね。
他の子が三週間かかる曲を半分で仕上げちゃうでしょ、すると先生の方もこの子はできるからって次に行かせちゃう。
それもまた人の半分の時間で仕上げちゃう。また次に行く。
そして叩かれるということを知らないまま、人間形成に必要なある要素をおっことしていってしまうの。
これは悲劇よね。』
とても共感してしまいました。
今までにも学生時代の部活や仕事や環境で絶対あたしよりできるのに!!って人に出会いました。
ちょっとやるだけで他の人より2、3歩早くできちゃうんですよね。
あたしも器用なほうでいつも人より1歩ほど先に出来ることが多かったんですが別にずば抜けてたわけでは決してなかったんです。
だからこの人すごいってはじめは思ってもたいがいそういう人ははじめだけで後々あたしが抜いてくことが多かったんです。
それはあたしがすっごい頑張って努力してるのとその才能がある人は頑張れない努力しない人っていう違いでした。
その人なりに努力してるみたいなんですがあたしからすればもっとできるのに・・・って。
でも昔、勤めてた会社の社長に言われた言葉なんですが
頑張れるって才能だよ。って。
その社長はあたしの一番の才能は頑張れることだって言ってくれました。
あたしはそう言われてから自分を信じて頑張れるようになりました。
ただ自分が頑張れば良い環境なら自分頑張れるから良かったーって話で終わりなんですが。
今あたしは会社のトップにいます。
たくさんの一緒に働く人みんな才能があるならぜひ発揮してほしい。
本の続きです。
『そういう子を教えるときのコツはまず誉めすぎないないことよね。
小さい頃から誉められ馴れてるから、いくら誉められたってまたかと思うだけなのよ。
ときどき上手な誉め方をすればいいのよ。
それから物事を押し付けないこと。
先に先にと行かせないで立ちどまって考えさせること。
それだけ。
そうすれば結構うまく行くのよ。』
なるほど。
仕事は個人プレーではないのでマネジメントを意識します。
人は文章に書いたとおりにやっても簡単にコントロールできるものではありません。
でも知っておいたほうが絶対いい。
才能があるけど発揮できてない人がMaster’dに来たら開花してもらえるような環境を作りたいと思います。
そしてこの本は読んだ人ならわかると思いますが
このシーンの後から激しくレズビアンの話に移行していくので衝撃でしたΣ(~∀~||;)
その部分は過激すぎるのでふれないことにしますww
それにしてもナメック星の最長老様がいれば頭に手おいてくれるだけで眠れる力を引き出してくれるのにね。
あ、みんな知ってる?
最長老様。
すごいんだからね(〃∇〃)ww