お仕事おわりました\( ´ω` )/
帰りに本屋さんに行こうかなー。
ぼくは本が好きです。
どちらかと言うと、ハッピーエンドよりも
悲惨な話を好んで読む事が多いです。
なんで、お金と時間を使って
わざわざ嫌な物語を読むのか‼️笑笑
もっと楽しくて明るくて元気になる本を読めば良いじゃない‼️と、けっこう言われるんだけどwww（※特にＭと言うわけではない）
なぜか主人公ですら
ぜんぜん困難に勝つことが出来ず
運命に負けて、膝を折るような
いわゆるムナクソな物語を
よく読みます。
小学生の頃は、ひぐらしの
無限ループばかり読んでいたし
いま家にある本でも
「ブラッドハーレーの馬車」や
「隣の家の少女」を
割と繰り返して読んでしまい、
イライラの無限ループにハマっています。
映画でも、最近みた「縞模様のパジャマの少年」がとんでもなくどうしようもない結末で、新たに無限ループ入りしました。
きのうフォロワーさんから教えていただいた「チョコレートドーナツ」という映画も、かなり気になっています・・・
なぜ悲しい物語を読むのか、
なぜ救いのない物語を読むのか。それは、
「自分が何とかしなければ」という気持ちになるからです。
かっこいい主人公を見るのは気持ちいいです。
でも、都合よくヒーローが出てきて、私達を助けてくれることは、きっと現実にはないと思う。
残念ながら人生は９９%の理不尽と
ちっとも思い通りにならない運命で出来ていて
その残り１パーセントで困難に立ち向かえるのは、ヒーローでもヒロインでもなく
自分の志ひとつだけだから
だから、その折れない心を
鍛えてくれる物語が
ぼくは好きです。
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物語はバッドエンドで終わっても
バッドエンドの先の未来には
長い長い自分の人生が続いていて、
物語の中の彼らを救いたければ、今度は
自分が主人公になるしかないから
物語を見たあとに受け取る
読後感、責任感。
ずしりと重く感じて、生きて行けたらイイなと思います。
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では、描く人は、
なぜこんなに悲しい物語を描くのでしょう。
どうして、自分の作品のキャラクターたちを
ぜんぜん助けてあげないのでしょう。
なぜ、あんなにムナクソなまま、
何の救いもなく終わらせてしまうのでしょう。
ぼくは、それはきっと作者も
この物語の続きを
「君ならどうする？」
「どうすれば彼らを救える？」と、
命題を、バトンタッチしてくれているんじゃないのかな？と思います。（※どＳでない限り）
作中でキャラクターが酷い目にあうのは、
キャラクターが不幸になったままなのは
彼らを救えなかった私達に、何も出来ない悔しさを、この無力感を、しっかりと覚えていて欲しいからじゃないかなあ。
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Twitterで、こんな物語を読みました。
☆☆☆
☆身寄りもなく、食べるものもなく、
独りぼっちで死のうとしている孤児の少女。
そんな少女に声をかけたのは
人間をたべる食人鬼でした。
「幸せになりたいかい」
「その代わり君を食べさせて欲しい」
☆食人鬼たちは、約束通り
少女を愛情いっぱいに育てました。
ついにその日がやって来ました。
少女は自ら安楽死の薬を飲みました。
「旦那様、皆様、ありがとう」
食人鬼の家族は泣きながら
少女の身体を食べ尽くしました。
☆その後、この事が露見し
「なんて残虐非道な怪物がいるんだ」と
人々は怒り狂いました。
やがて家族は人間たちに殺され、
人間たちは「怪物を討ち取った！」
「これで彼女も報われる！」と、とても喜びました。
☆☆☆
この作者さんの絵や
語りが美しかったこともあり、
Twitter上では、「酷い事を美化している」
「とんでもないまんがだ」と、
あちこちで、作者さんへのバッシングが始まっていました。
さて、本当にこの作品は
児童からの搾取を美化するような
まんがだったのでしょうか。
ぼくなりに検証してみたいと思います。
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まず、このお話には３つの立場と
３つの視点があります。
①食人鬼→食料となる生き物の命をいただく代わりに、その食べ物に対して最大限の感謝と敬意を払う。（どうせ食べるのになぜ？という意見もあるけど、私達が生きるために牛や豚をいただく時、食卓に手を合わせるのと同じ感覚だと思う。）長年大切に育ててきた家畜に情が湧いたのか、食べるときは皆、涙を流した。
②少女→美味しい食べ物や暖かなベッド、優しいお父さんやお母さん。このまま独りぼっちで死を迎える前に、１度でいい、普通の子どもが当たり前のように持っているそれらを味わってみたかった。だから、自分をエサとする生き物に魂を売り、人並みの生活を手に入れた。その後、エサである自分に礼儀を尽くしてくれた彼らに対し、自己犠牲と感謝の精神で自らの肉を差し出した。たとえ命を差し出してでも、彼女は束の間の「幸せな夢」が見たかった。
③民衆→普通に暮らしている人々。孤児の少女が街をうろついていても救いの手を差し伸べることはしないが、よく分からないバケモノに少女が喰われたと聞くやいなや「正義の味方」になって立ち上がる。可哀想な子どもの仇！という動機で、自分たちが食べるわけでもないバケモノを殺すが、自分たちが絶対正義だと思っているため、その奪った命に対しても敬意を払うことはしない。
さて
みなさんは、どう思いますか
①救ける代わりに君を食べさせてくれと頼んだ食人鬼夫妻
②お世話になった食人鬼のエサになるために、自ら死を選んだ少女
③何もしていない民衆
「誰が少女を殺したか」
ここをどう読むかで
この作品に対する考え方は
まったく違ってきます。
なお、この作品に対する意見では
食人鬼夫妻と少女の契約である
命を対価に養育してもらうという搾取関係に
焦点があてられたものが多かったのですが、
ちなみにぼくが選んだのは
③ 何もしていない民衆
です。
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ここからは、ぼくの
このお話に対する解釈をお話します。
この物語の冒頭で
既に少女は殺されていました。
直接、手はくだしていなくても
社会的保証も救済もせずいれば、
遅かれ早かれ、身よりも家も食べ物もない
無力な子どもはいずれ死にます。
少女の命を、
社会で生きていく権利を奪ったのは
無関心な街の、「何もしなかった人々」だと思います。
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では、食人鬼については
どう思っているのか？ですが
この物語がややこしいのは・・・
食人鬼夫妻が、なまじ
人間に近い容姿をしているため
子どもを搾取する悪い人間、みたいな
「同じ動物」「同じ人間」に見えるのですね。
なので
殺人鬼一家を、ライオンの群れだと考えて
もう一度この物語を見てください。
☆人間たちの群れから追い出され、
人間たちが育てることをしなかった赤ん坊を
ライオンの群れが育てて、普通の子どもライオンと同じように可愛がった。
☆でも、ライオンに取ってそれは食料だったので
大きくなったら食べてしまった。
ライオンも人間も、お互いにその日が来ることは分かっていたので、人間は今までありがとうと感謝をし、ライオン達は泣きながら、ありがたくその命をいただいた。
☆そのライオンをみた人間が、「人間を食べるとは、何て酷いライオンだ！」と、ライオンの群れを皆殺しにして、「ライオンをやっつけたぞー」と、大喜びした。
いや、なら最初からライオンに預けずにお前らが育てろよ
って思いませんか？？？？？？笑笑
肉を食べる習性のあるライオンに赤ん坊の子育てをさせておいて、いざ喰われたらライオンのせいにしてライオン皆殺しって、頭おかしいんじゃないの
って、思いませんか？？？？？？？？？？
ぼくはそう思います！！！！！！！！！！！
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この物語を
「虐待を美化しているとは思わない」
と言ったら、あちこちから
怒りのリプライが飛んできたのですが
これは、虐待を美化している
物語ではなく
社会による児童虐待そのもの
そして、
死ぬまで何もせず見捨てていたクセに死んだら急に善人ヅラする調子の良い民衆
に対する風刺だとぼくは思っているのですが、
いかがでしょう。
☆☆☆
いじめでも、虐待でも
身近で誰かが
本当に助けを求めている時に
私達はきちんと、耳を傾けて来たでしょうか。
汚い身なりでお腹をすかせている子どもがいても
学校で明らかに無視されているクラスメートがいても
パチンコ屋さんや居酒屋で放流されて走り回る子どもがいても
見知らぬ子に声をかけたりせず
その横を、黙って通り過ぎてきてはいないでしょうか。
なのに、
ニュースで幼い子どもが殺されたり
ニュースでいじめを苦にした子どもが自殺したら
急に正義の味方になって、
親や学校をバッシングして、
個人情報を調べ上げ、ネットに流し、
Twitterで大騒ぎし、許せません！と声をあげ、
社会的制裁を加えて、
溜飲を下げてはいませんか。
少女を殺したのは誰？
食人鬼？少女自身？いいえ、それは民衆。
そして、
あの民衆は私達だ。
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「なぜ人は悲しい物語を描くのか」
「なぜ人は悲しい物語を読むのか」
それは、その物語の続きが
私達の生活へと続いているから。
だから、物語の中で、
誰も救えなかったあの少女に
今度またどこかでふと出会ったら
私達は今度こそあの子を
ひとりで逝かせてはいけない
それが不幸で救いのない物語を読んだ私達の
「使命」じゃないかなぁっと
思うのです。
☆
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うさぎかわいい☺️
☆
映画「おじいちゃんはデブゴン」
チュンファ（ジャクリーン・チャンさん）の
吹き替え担当してます‼️
Blu-ray ＆ DVD
１０月４日発売‼️‼️‼️
☆
舞台「バルバトス」８月１６日から‼️
魔女裁判が舞台の本格翻訳劇です
かなり重要な役なので、お楽しみに‼️🤗
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ふうこ(･ω･)b