入社が私よりちょっとだけ遅かった後輩の話。
見た目は可愛らしく、人懐っこい子でした。
名前はクミちゃんにしましょう。
クミちゃんは何故か私に懐いてて、よく話をしたりしてました。
新人さんの中では結構成績あげてる子で、仕事熱心なんだろうなって思ってました。
そんなある日。
クミちゃんが泣きながらよってきました。
「NAO聞いてー(ノД`)」
「おお…ヨシヨシ。どうしたん?」
先輩に無視されているとのこと。
まあ、気にするな\(^o^)/と言いたいところだけど、詳しく聞く。
一緒に活動している、魔神ブーに似ている先輩がクミちゃんのことを、妬んで嫌がらせ、無視をされて辛いらしい。
ブーさんは私よりも先輩で、なかなか貫禄のある中堅の先輩。
私も特に仲良しってわけではないけど、話たり仕事の流れでご飯食べにいったりはする。
そんなことする先輩には思えないけどな…。
疑問に思いつつも、更に詳しく聞く。
同じ職場に訪問してるけど、ブーはあんな体型だから相手にさてないが、自分は可愛いからみんなにちやほやされてる。
私が一生懸命愛想振りまいて頑張ってるのにブーは何もしない。
アポを、取るのも全部クミちゃん。
仲良くラインとかして仕事に繋げようと必死になってるのにブーは何もしない。
こんなんで、ブーに成績を分けるのは嫌だ。
そこの従業員の男の人はみんなクミちゃんのことが好きで、狙われて正直困ってる。
全体的、特に後半よく分からんが大変そうね。
そしてアナタなんか自己主張と言うか女主張凄いね(^-^;)
そう。
クミちゃんはTHE女!ってタイプの子だったのです。
私に懐いてたんじゃなくて、普通に相手する人が私しかいなかった。
女子が嫌がる女子ってやつね。
女の人って自分のことを自分で可愛いとか思ってる人のことよく思わないってことが多い。
私は脳がどこかおっさんなのか、可愛い子が可愛さを武器にするのは当然じゃないかと思ってるのでさほど気にならない。
可愛いと言う個性を活用できるならしたらいい。
でも、周りの女性たちは許さないのよねー。
クミちゃん「もう、全員ブーの味方やけど、私はNAOだけがおってくれたらいいー(ノД`)」
「そ…そうなんや(;゚д゚)」
なんか巻き込まれた感ハンパない感じで慰めるNAOさんでした。