元旦に、

たまたまつけたBS。

 

見逃していた

「奇跡のレッスン」

オンエアされていました。

 

この日に再放送ってことも

知らなかったのに

 

「観なさい」って

またお知らせいただきました。

 

 

この番組は

さまざまな分野の方が

自分を超えて最高の結果を出すまでの

ストーリーを追ったドキュメンタリー。

 

今回はシリーズの中の

「ミュージカル」編。

 

アメリカでトニー賞を受賞した

バーヨーク・リーさん

 

 

神奈川県の大船高校の生徒と

ミュージカル「コーラスライン」の

ワンシーンを上演をするまでの

さまざまなできごと。

 

「コーラスライン」は

稽古で舞台上に引かれるラインのことで、

役名のないキャストたちが、

踊っている時に前に出ないためにひかれる。

ラインから先は

主役級の人が演じる位置。

「ホワイトライン」とも呼ばれます。

このミュージカルは

そのホワイトラインより後ろに居る

バックで演じる役者の話です。

 

 

指導したバーヨークさんは

厳しいアメリカの演劇界で

アジア系であること、

身長が低いことで

最初はまったく認められなかったけれど

努力の結果トニー賞まで獲得しました。

これは本当にすごいこと。

 

 

「ブロードウェイと同じようにやる!」と

高校生たちに宣言して厳しい指導の開始。

ミュージカルだから

当然、台詞と歌と踊りができないとダメです。

 

演劇に力を入れている高校とは言え

プロと同じように演じられるようになるには

なまじっかの練習では追いつきません。

 

そしてそれは

表面的なテクニックを

身につけることではなく

自分自身と対話をすることでもあるのです。

 

実力がともなわないと自信を持てない生徒。

 

母親が演劇に反対しているのを気に病む生徒。

 

評価されているのに自分を認められない生徒。

 

プロになりたいけれど食べていけるかと

不安を抱える生徒。

 

個人でダンスのレッスンを経験して

仲間をサポートする生徒。

 

 

みんないろいろな想いと葛藤しながら

バーヨークさんの指導にしたがう。

 

 

ついに、本番の日を迎える。

大きな立派な会場。

 

結果はというと…

 

高校二年生、

ここまで

やるんですね…

 

観にきた親御さんたち

みんな泣いていました。

 

反対していた

シングルマザーのお母さん。

はじめのうちは

「すごく好きだってことは

わかるけれど、

これをこの先もずっとやって

どうするの?」と言っていたのに、

 

涙を潤ませて

 

「感動しました。

応援しようと思います」と。

 

 

最初から応援していた父と母。

ふだんは会話の少ないだろう父親が

息子をほめる。

「かっこよかったよ。

すごいじゃないか」

 

 

 

この番組を観たあとの

気づきは3つ

 

1 自分を知って

  持てる力を最大限出すと、

  人として成長し、人生の使命がわかる。

  それには努力が必要。

  努力とは、苦しいことを

  我慢して続けることではなく、

  日々の積み重ね、繰り返しから

  気づきを得ていくこと。

  ゆっくりと確実に

  長い階段を上がっていくようなもの。

  やらなければ何もわからない。

 

2 人の価値観は千差万別。

  親であっても、

  子どもが(他人でも)

  大切にしているものを

  否定してはいけない

  「今は楽しくていいかもしれないけど

  将来はどうするの?」という

  母親の考え。

  将来どうするのかは、

  本人が考えること。

  そして、

  「ミュージカルのようなものでは

  生きていけない」と思ったとしたら

  それは先入観。

  工夫すれば

  生きていく方法はたくさんあるはず。

  自分の知識や体験だけで

  未知の世界を否定しない。

 

 

3 自分を知り、自分を開き

  力を発揮して輝かせるためには

  身体が重要

  動く、感じる、考えることで

  心を開き感じる力を育みます。

 

 

演劇や芸術は

人に生きる希望を与える仕事。

 

プロになるとかならないが

大事なのではなくて、

力を最大限出せる機会を活用して

自分自身を磨くこと。

 

身体を使って

自分を知ること。

表側ではない

裏の方、奥の方の

本当の自分を知ることの素晴らしさです。

 

大人にもこういう機会が

あったら本当にいいと思う。

 

 

舞台に白い線を引いて

稽古が始まりました。

 

ラインの前に立つか後ろにいるか、

選ぶのは自分です。

 

 

 

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