年末を前にして、今年もインフルエンザの予防接種を受けた。

前夜、作業のため徹夜に近いことをしてしまったけれど、毎年受けても何ともないから大丈夫だろうと思っていた。

午前中の注射の後、一旦時間を置いてから、午後は歩いて買い物に行った。夕方は近所のコンビニ他にちょっと行ってきた。
寒かったせいもあって、かなりのスピードでガシガシと歩いた。

夕方の外出から戻ってきた頃からなんだか様子がおかしくなった。37度台の熱があった。

夜になるとさらに熱は上がり、一時は39度近くになった。

何をしても疲れるし、物が食べられない。両膝の関節が痛い。

注射のせいかもしれないので、薬は飲んではいけないと思ったが、苦しくてたまらない。

寝ていても疲れて、しょっちゅう目が覚める。夜の間はずっと38度台半ば。

なんとか一晩寝たら37度台半ばになった。
決死の覚悟で前日と同じ医者のところへ行き、事情を説明する。

喉が少し赤いと言われた。解熱剤と漢方の風邪薬を4日分もらった。
調剤薬局で薬を待つ間にどんどん具合が悪くなり、フラフラになって帰宅。

薬の効果のせいか、膝の痛みはとれたが、熱はサーモスタットのように、38度台と37度台を行ったり来たり。一瞬昼間に36度台になって、おっ、と思っても、また夜に38度台に跳ね上がったりしていた。

なによりも、まともに食べられないというのがきつかった。
自分は口内炎以外で食べられなくなったことがほとんどなかったから、熱くらいで食べられないのが意外だった。
そもそも、平熱が低かったから、大人になってからは38度台後半になったことがほとんどなかった。

寝るのも食べるのもトイレで用を足すのもガスを出すのも疲れる。(汚くてすみません…。)

裏を返せば、それらのことをするにはエネルギーを必要とするということだと思った。

何気ない動作でも、赤ちゃんや高齢者や病気の人達にとっては、エネルギーを使って大変なんだな、と思った。

一度は、トイレに行った後、血糖値が急低下するようにめちゃくちゃ気持ち悪くなってあわててアメをなめてしのいだこともあった。
まるで、暴飲暴食をした後に二日酔い等で貧血状態になったときみたいだと思った。

実は、今年1年で太って肉が付いたのだが、増えた体重の分位はこの数日間で一気に吐き出したのではないかと思う。
体重を測っていないから、本当のところはわからないけれど。
(ちなみにお腹の肉は取れていない…。)

熱が高いときは、携帯(ガラケー)依存的な自分が携帯の画面を見る気が起きないほど、何もする気が起きなかった。
熱が低めのときも、細かく考えたりすることができなかった。

一旦熱が引いた後、再びぶりかえしたとき、強烈にのどが痛くなった。
このとき、初めて、今回の熱がおそらく扁桃腺炎から来るものだと理解した。

もらった薬がなくなる寸前の今日の朝になって、ようやく熱が36度台に安定して戻った。

昼間、6日ぶりにお風呂に入って髪を洗った。ガシガシ洗った。さっぱりした。
なんとか新年に間に合った。

少しずつ食べられるようになってきたし、この調子なら年越しそばもたぶん食べられると思う。



1年の最後に、病気自慢?のようなお見苦しい文章で、大変失礼いたしました。
せめて「ですます体」に直そうかと思いましたが、そこまでの気力がないのでやめます。

来年はインフルエンザの予防接種を受けるかは、未定です。

とりあえず、徹夜(に近い)状態で注射を受けるのはやめる、注射をした後は動き回らない、ということを、今回、教訓にしました…。