メキシコ革命のさなか。
各地に革命軍の火の手はつぎつぎとあがり、政府軍との
交戦が日ましに激しくなっていた時代である。
エル・チュンチョを首領とするゲリラ隊は、政府軍を襲っては
武器、弾薬を掠奪し、革命軍のエリアス将軍に売りつけていた。
ある日のこと、アメリカ青年ビルが仲間に加わった。
ところでこのゲリラ隊は、革命軍の勝利を心から願うチュンチョと弟の
サントのほかは、紅一点のアデリータと、金だけが目的の男たち
だった。
やがてチュンチョは、サンミゲルの町が革命軍の手で解放されたのを
知ると、みんなをつれて町にやってきた。
しかし政府軍が明日にも攻めてくるかもしれない。
チュンチョとサントは町にとどまろうとしたがビルが反対した。
そしてビルは仲間をひきつれて、武器を売るためにエリアス将軍のもとへ急いだ。