横隔膜より上、

心臓や気管支などの臓器を制御する神経と、

顔や頭の筋肉を調整している神経が結びついた、

腹側迷走神経複合体。 

 

本来は太古の迷走神経と交感神経の制御も行なってくれるこのシステムを癒し活性化する。

それは、精神的な安定を取り戻す鍵だと私は思っています。

 

何かの本に書かれていたわけではありませんが、窒息など心肺機能に負担のかかるようなトラウマ体験をした場合にも問題が生じることがあるように思います。

 

では、どうやって癒し活性化すれば良いのでしょう?

 

ステファン・W・ポージェス氏の著書『ポリヴェーガル理論入門 心身に変革をおこす「安全」と「絆」』には、その答えが書いてあるのです。

〝これを活性化する、非常にシンプルですが、強力な方法があります。呼吸です。呼吸法を身に着けることも大変有効です。ゆっくり深く息を吐くと、交感神経系の働きを抑制する迷走神経が刺激を受け、私たちの心を落ち着かせてくれます。〟(P,187)

 

ヨガを続けたことで精神的に安定したという話しを時々聞きます。

呼吸法も大きいのだと思います。

 

浅いというだけではなく、吸うのに対して吐くのが弱いということもあります

ゆっくり深く息を吐くことで腹側迷走神経が活性化するのです!

あまりにも当たり前になっている呼吸のアンバランスには、直ぐに気づけないこともあります

問題ないと決めつけないで下さい。

 

また、上記の本には、歌うことや吹奏楽器を吹くことも、このシステムを活性化するのに良いと書いてあります。

息を吐くだけではなく、聴いたり、喉や顔の筋肉を使ったりするからです。

さらに、

〝特にグループで歌うことは、社会交流システムのすばらしい「神経エクササイズ」なのです。〟(p,109)

とも、書いてあります。

 

癒し活性化するのは、楽しみながらも出来るのですね。

 

左右どちらかということが多い気もしますが、顔の筋肉に何らかの違和があるという方にも良いかもしれません。

 

もうひとつ。

上記の本には、大切なことが繰り返し書かれています。

それは、社会交流システムでもある腹側迷走神経複合体の回復には、「安全である」と感じられることが不可欠だということです。

 

恐れ緊張した状態が常となってしまっている方ほど、

どうぞ、安全であると感じられくつろげる時間を意識して作って下さい。

 

仕事中は失敗することが恐くて緊張が解けないという方も、

寝る前であれば、

今日やったことを後悔し、

明日のことを心配するのをやめて、

失敗することも、誰かに怒られることもない、

今という安全なときにくつろぐことが出来るのではないでしょうか?

 

安全である」と感じられ、真にくつろげる時間を積み重ねていく。

それは、腹側迷走神経複合体を癒し回復させることでもあるのです。

 

セラピーにおいても、「安全である」と感じられることが最も大切であり、

「はるのいざない」も、そういう場でありたいと思っています。

 

いろいろ考えてしまい、なかなかくつろげないという方は、

ボディーワークによって体に意識を向けるというのもお勧めです。

 

 

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