今では、強迫性障害は単に心的要因によるものではなく、脳内で起きているアンバランスが原因というのが常識となりました。

 

サッカーのベッカム氏のように何かしらの強迫観念を持ちながら素晴らしい仕事をしている方々もいらっしゃいます。

 

けれど、この病気で生活に大きな制限が加えられたり、辛い思いをなさっている方も大勢いらっしゃると思います。

 

でも、正直に言いますと、強迫性障害で苦しんでいる方に、これをやったら良いと勧められることが私には無いのです。

 

なぜなら、治すためには何もしなかったからです。

 

私の場合、 家族のことを調べられれば遺伝的要因有りとされるのは確かです。

でも、強迫性障害の症状があれだけ激しく出たのは、症状が治ったあとに残った強すぎる恐れとともに乳幼児期のトラウマが関係していたと思います。

 

そして、トラウマが関係しているなんて夢にも思っていませんでしたが、恐れやネガティブな感情の激しさに白旗を上げた20代後半から、自分を癒すために様々なことをしてきました。

 

けれど、体も呼吸もひどい状態だと気づいてさえいなかったというのに、おそらく小学校の高学年頃に出はじめた強迫性障害の症状が、大学入学を機に良くなりはじめたのは、いったい、どうしてだったのでしょう?

 

何度も書いてきましたが、今から35年以上前、大学受験で強迫性障害のピークを迎え、初めて心療内科を受診しました。

でも、いっぱい話しを聞いてくれたあと、

「一応薬出すけど、効かないよ」と先生が言っていた時代です。

 

新しい大学という世界に夢中になっていった私は、薬なんてほんとに効かないよね、と、通院も数回で止めてしまいました。

 

服薬も、カウンセリングも、ヒーリングも、ボディーワークも無し。

 

初めてガスコンロの火が消えているか確認した頃から、それは死に物狂いで行う行為だったのですから、未だに職場の鍵を持たされ火の用心や戸締まりをして帰るのは嫌です。

 

それでも、歩きながら靴の底で道を壊してしまった気がするだとか。

血管に入り込み誰かの命を奪ってしまうかもしれない小さなトゲをばら撒いているような気がするだとか。

感覚の異常を伴うような、病気と言い切れるような症状は、大学への入学を機にどんどん消えていったのです。

 

また私の場合はですが、何が良かったのか振り返り、この記事を含め3回に分けて書いてみたいと思います。

 

まず、ひとつあげたいのは、これこそ私の場合はですが、ホルモンのバランスが変化する思春期が強迫性障害の発症とも関係していたのではないかということです。

その為、20代に入りホルモンバランスが安定してきたら自然に症状が治まってきたのではと思うわけです。

 

そう感じるのは、1998年東京で行われた、エドガー・ケイシー療法を取り入れたメンタルヘルスの専門家、デイビッド・マクミラン氏の来日記念講演会を聞いたからで、他に裏付けてくれる文献は今もみつけられていません。

 

講演会の内容を知りたい方は、

ホリスティックに強迫性障害と恐怖症を考えたい⑥」を読んでみて下さい。

 

頭の病は恐しい恥ずべきものという概念も持っていたから出来れば誰にも知られたくなかった…。

引っ切り無しの強迫観念を一人で何とか処理するのにもの凄いエネルギーを使っていたし、危ういときもありました。

けれど、服薬など、症状を抑えることをしなかったということが、かえって、自然な流れを阻害しなかったようにも思えます。

 

『強迫性障害はどうして良くなったのだろう?②』に続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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